クラブはカラオケと同じなのか?という質問に答えた


こんばんわ。
今夜いろいろ状況が見えてくると思うので、前に書いたように俺の近況は明日にでも書いておこう。
同時にロトレコについても方針がある程度みえるはず。
なので、とりあえず、先行き不透明ながらも10月以降のことを念頭起き、セールを行っています。
是非、チェックしてみてください。

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クラブはカラオケと同じなのか?という質問に答えた


この話はそもそもの話があるので、そちらを先に紹介しておこう。

昔はクラブに行くのに曲を勉強してから来る人が多かったが、今では知ってる曲だけに反応する人が増えている問題


何度か紹介しているが、90年代以前は先輩のお話を聞いただけではあるが、その時代のクラブ・ディスコDJさんたちも同様の話をしている。

「クラブに来るお客さんから、曲を盗まれないように、レーベルを隠したりしていたし、仲良くなった人には弟子という形で教えたこともある」

この話って実は、HipHopを作ったと言われているクールハークも言ってるんだよね。
レコードのラベルを隠したり、はがしたりして、曲をわからないようにしてたんだ。

それが90年代を含む2000年よりも前の話。
2000年代はわかれてくるんだが、そこから2010年以降はクラブが廃れて、DJ文化もオワコン化していった。

その後はクラブの多様化、DJ Bar等の小箱が沢山できたり、最近では海外旅行者相手に大箱も建設されたり、クラブ文化の復興は進んでいると思うが、同時に、曲を知りたいとか音楽を聞きたい人がクラブに来るということが少なくなっているように思う。

その証拠に、DJがヤバいと思う新譜をかけても無反応だったり、そのあと少し前に流行ったような聞き飽きた曲で盛り上がっている人が増えているのをよく見るからだ。

それが良い悪いという問題ではなく、こういう傾向が大雑把に見れるという話なんだが、クラブはいつから知らない曲をかけるDJが減ってしまったのか、そういうDJはあDJだと思われるのかということを考えるきっかけになってほしいと思う。

知らない曲ばかりかけるDJはクソなのか問題


前項で書いたが、2010年以降は知らない曲でも、「おぉ~」となる人は多かったが、最近では完全にしらけることが多い。
それは、文化の違い、時代の変化であると考えてもいい。

ただ、知らない曲をかけているDJがクソかどうかというのは全く別の話だと思う。
俺はいつも変な曲ばかりかけているから、自分を擁護しているわけではない。

普通に考えて、知らない曲をかけるDJは、「攻めている選曲」をしているのであって、「しらけさせる選曲をしているわけではない」ということを意識してほしい。

もっと言えば、「攻めてる選曲」とは、「そのDJらしい選曲」を意識しているのだ。

ここを見落としてしまうと、「DJとはBGM」であるという話になってしまい、今後来るであろう、DJ AI問題に打ち勝つことはできない。

DJ AI問題については過去にも少しだけ触れたが、ビッグデータ等で、お客さんの熱量や反応をはかり、そのデータから次にかけたら盛り上がるであろう選曲を予想するのは難しくないはずだ。

その結果、定番を連発するAIのDJが完成すると思う。
これって面白いのかわかれるかもしれないが、DJとは職人であり、技術者であるべきだと思っているので、個人的には、AIに挑戦するべく、「自分らしいDJ」をするDJに対して敬意を持ちたいところだ。

AIでわかりにくい場合は、攻めた選曲をしない、無難な選曲の自分以外のDJと思ってもいいと思う。

なので、もし、あなたがクラブに行って、「このDJ、わけわからない、知らないマイナーな、マニアックな選曲しているな」と思ったら、それはDJからのメッセージで、「俺のハイセンスなセンスについてこれるか?」という試練だと思ってほしい。

そう考えると、DJの選曲とは人間性を持つし、その人なりを示しているように思う。

クラブはカラオケと同じなのか?という問題


昔、某Rapperがカラオケ行くやつはクソ(Wack)というようなことをライムしていたが、その影響で俺も高校生になってから合コン以外でカラオケに行くことはなくなってしまった。

それから20年位経過したら、そのRapperの曲がカラオケにあって、爆笑した記憶がある。

つまりは金の力に自分のスタイルを売り渡したともいえる行為なのだが、同時に、そういう時代の変化もあったということなのだろう。
クラブ文化は大衆化し、カラオケと同じレベルになっている。

こういう感覚で、クラブに来れば、自分の好きな曲で歌いたいし、踊りたいし、騒ぎたくなるものだ。
だったら、知らない曲を聞きたい人が少ないのも理解できる。

これが今回の話の根っこにあるのだろう。
だから、知らない曲にも反応したくないのだ。

それをどう思うのかは、人それぞれなので俺が答えるまでもない話だが、HipHopというのはもっと尖っていていいはずだし、不良の音楽でいいはずだった。
ここがずれて大衆化した結果、クラブがカラオケと同様の娯楽だと思っている人も増えているということなのだと思う。

クラブはカラオケと同じなのか?という質問・まとめ



結論はあえて書かなかったが、俺個人の意見を書いておく。
俺は、今はクラブはカラオケと同じ娯楽でいいと思う。

知らない曲をかけて、DJが自己主張をするよりも、多くの人が面白かった、楽しかったと思ってもらえるような空気を出せるほうが有用なのではないかと思うからだ。

同時に、一晩のDJスケジュールの中で一人くらいは変な曲をかけてもいいと思うし、もっと言えば、そのDJ中にお客さんが帰らないレベルで、マイナー曲を投下していくのはスパイスになるような気はするよ。

ただ、連発すると、おもむろに嫌な顔をされるので、注意が必要だ。
ハートが強くなれば、俺のようにフロアの温度をマイナス5度に調整することも余裕だろう。

その代償として、数万もする曲や滅多に見かけないような曲、一期一会だったりする曲、俺しかかけられない曲などを提供する準備がこちらにはあるのだ。
この機会を逃すかどうかは、結局のところ、自分次第なのだろうな。

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