マニアと一般リスナーとの壁について考えてみた


昨日はまたマニアしか来店がありませんでした。
そろそろ、

この曲10年探してたんですよー。見つかって良かったです!

と言ってElisha La’Verne/Give Me The Reasonとかをチョイスするギャルとか来てもいいころなんだが。

よくよく、この話を考えると、10年探してる時点でマニアか。

結局、ロトレコにはマニアしか来ないのか。
R&Bビギナーの方、求む。
斬新な意見を聞かせておくれ。

そんな話から始まりますが、昨日来たマニア、DJ Catalist大先生との会話で思うことがありましたので、取り扱ってみようと思います。

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マニアと一般リスナーとの壁について考えてみた

マニアというと凄い変態なイメージがありますが、ここではレコードを買っていたりこだわりがあるヘビーリスナー人を中心に総称でマニアと呼ぶことにします。

ジャンルも区分すると、新譜と旧譜、マス対コア、アングラとメジャーのような基軸が増えすぎてしまって、なかなかシンプルに話を進めることができないので、ざっくりした話だとお考え下さい。

一般リスナーというのは、R&Bというジャンル区分ではなく、全て洋楽としてとらえているような普段もあまり音楽を聴かないようなライトリスナーのことを今回は指します。

この点が今までのマニア等の定義と少し違うところだとご理解下さい。

今回、こういう話が出たという背景にはこんな話があります。

先日、とあるDJさんが遊びにいらしてくれました。
その際に、自分のR&Bの情熱みたいな話を俺にしてくれました。

ざっくりいうと、

DJ○○さんのようになりたいんです!

みたいな。

この時点で「お帰り願ったほうが、いいのかな?」とか「ロトレコとは方向性が違い過ぎるのだが、大丈夫だろうか?」などの疑問が浮かんできました。

その話を大先生にしていたところ、

現場でちゃんとR&Bとして音楽を聴いている人達が聴いているR&Bと一般リスナーが聴いているR&Bは違い過ぎる

クラブやディスコ、バー等でちゃんとR&Bとして音楽を聴いている人と一般の人じゃ聞いているものが違うのは当然なのですが、その差が大きすぎるのです。

これだけだと伝わらないと思うので例をあげます。

現場で聞いているヘビーリスナー人と、家やカフェ等で軽く聞いているライトリスナーの差について

クラブやディスコ、バー等でちゃんとR&Bとして音楽を聴いている人というのは、これまでの積み重ねがあるので、R&Bとしての歴史をある程度理解しているので、R&BというとPOPSではないという扱いが無意識化で存在している。

一般のリスナーだと、R&Bという認識はない場合が多く、総称で洋楽というまとめで聞いている。
R&Bと言っても、結局、洋楽のPOPSの一つであるという認識を無意識化に持っている。

これが根底にあるような気がします。
あ、R&Bがどうやって生れて来たのかを知っている人かどうかという問題でもありますね。

ざっくり書きますね。

R&B誕生までの簡単なお話


最初、音楽はRockとそれ以外しか存在しませんでした。
(と言われているくらいRockが流行っていたから)

で、そこから黒人のRockが出来ました。
ここから黒人のポップスを総称してリズムアンドブルースというジャンルが出来ました。

それが70年代に入ると社会現象等の影響もあり、Soulというジャンルになったわけです。
地域差等からFunkと呼ばれるジャンルもできました。

一部はHouseMusicとなり、また一部はHipHopになり、そのまた一部はNew Jack Swingに変わっていきました。
そこから、HipHop Soulなる言葉が出来て、今の現代R&Bとして認知されるようになったわけです。

諸説ありますが、大体の流れはこんなイメージです。
それを理解しているからこそ、R&Bは黒人以外のPOPSとは区別されてきたわけです。

ところが2000年代に入り、爆発的なHipHopの流行のあと、R&B人気が高まります。
結果として、世界中のPOPSにR&Bテイストが加味されることになりました。

これが、POPSとR&Bの境界が無くなっていった理由なのです。
これを理解している人は、世界中にR&Bがあると思っているし、理解していないと、黒人のR&Bだけがもっと言えば旧譜だけしかR&Bとは言わないと勘違いしてしまっている人に分れることになる理由です。

話を戻すと、区別している人が現場でR&Bを聴いている人で、POPSとR&Bの区別が無い人が一般リスナーになっているわけです。

続きは次のページで!

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