脱サラして中古レコード屋を始めるのに必要なセンス4つ


こんばんわ~。
今日はNew Jack Swingマニアのイチローくんが遊びに来てくれました。
最近のNew Jack Swingの流行とか誰も知らないようなマニアックな話をしながらゆっくりした時間を過ごしました。

今年はここ数年出てこなかったレア盤が暴落したり、カス盤コーナーにあった盤が高沸騰してたり、新しくレア盤に追加されたレパートリーが増えていたりとマイナーR&Bの世界でもいろいろな変化がある年じゃないでしょうか。

そんな話をしました。
さて、今日はそんな話から始まりましたが、「脱サラしてレコード屋をやりたい人」というテーマで書いていこうと思います。

R&Bからそれてしまいますが、レコードを買っていたり、転売していたり、将来的に隠居でもしたら漠然とやりたいな~と思っている人は意外にいるのでお付き合い頂けたらと思います。

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脱サラしてセミリタイアしながら中古レコード屋を始めるのに必要なセンス3つ

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中古レコード店の店主の人柄だけでは長期経営は難しい?


今日の話題、いきなりぶっこんできましたが、昨日の流れから実は違う話をさせて頂こうかなと思ってました。
しかしですね、俺が尊敬しているレコード屋さんのブログで俺のブログが紹介されていたので、うれしくなっちゃって、今夜はこのテーマを選んでみたわけです。

*参考*
脱サラしてレコード屋をやりたい人
出典:Next.Records

*抜粋*
「中古レコード店を営むことについて再考してみた。」を書いたレコード店主さんが
「結局は店主の人柄が長期営業できるかのカギになる」
ってコトを書いていますが、その部分も確かにあるけど、だけどソレだけではナイっていうの事実だとオイラは思います。
レコード店を営んでいながら辞めちゃった人が何人か知っているのですが、オイラの経験上そういった人に共通していたのが、経営者思考がイマイチな人が多いような気がしました。

ここで紹介されている「中古レコード店を営むことについて再考してみた。」を書いたレコード店主というのが俺です。

この記事です。

*参考*
中古レコード店を営むことについて再考してみた。

まとめると、
結局は店主の人柄が長期営業できるかのカギになる
という話を書いています。

今でも俺はそう思ってます。
同時にレコード屋は儲からないというのもあります。

大手中古レコード店と競合した場合、1円で買い叩いたレコードを100円で売られたら海外で買い付けて2000円で買ってきたレコードが売れるはずもなく、取り扱っている自分ですら販売価格を考えるとどうしていいのかわからないケースもあります。
しかし買った以上、商品化をしないと赤字になるわけです。

また、長く続けていくには単に安く買って安く売ってを繰り替えすだけでは難しい面もあります。

例えば、100円で売られている曲でも本当にいい曲も沢山あります。
その曲の良さや使い勝手をさらに掘り下げて、レコード単体の価値だけではなく、別の面を表現できれば、その曲はもはや100円の価値ではなくなると思うのです。

その一例が有名なDJのMixに入ったり、有名なDJがクラブでよく使う盤だったりということもあります。
同様に、こういう使い方もあるよ、こういうMixに使うならオススメだよとかを提示できるお店では、レコードを置いてあるお店よりも多少高く評価できると思います。

それが搾取と取られるか、付加価値の提供と取られるかによってという別の面もあります。
これがデザイン等のサービスのように形があるような無いようなものであれば、もっと簡単に評価されるべきなんでしょうけど。

究極いえば、何も書いてない置いてあるだけのレコードがずら~っと並んでいるお店は安いことが多いです。
逆に、なんでこの値段が付いているのかとか今オススメな曲はこれだみたいなコメントがしっかりと書いてあったり、試聴がついていたり、その人が欲しいレコードやジャンルから一緒に選んでいるお店は100円ではないことが多いです。

ここまで書いて来てなんですが、今中古レコードの値段はかなり急激に上がってますよ。
高い安いと思っていたものが大きく変化しているので、そういう情報をもらえるお店というのはそれだけで価値があるような気がします。

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中古レコード屋を始めるにはメリット・デメリットを考えるだけではできない面もある


NextRecordsのオーナーさんが書いていますが、

*中段抜粋*
メリット・デメリットを単純に天秤にかけて答えを考えればイイだけなんだケド、「ホントに、損得だけでイイのか?」っていう部分もあるんですよね。
自分の趣味である大好きなレコードだけを扱うお店を営むという充実感は、サラリーマンでは感じるコトかもしれません。
そういったのってお金だけの問題ではナイですからね。
でも、「ホントにヤっていけるのか・・・?」っていう不安もあるのも事実。

これを読むとまさに、人柄が出ていると思います。
儲かるとか儲からないといういうだけじゃなく、純粋にレコードが好きだからということがよくわかります。

NextRecordsさんは12Inch(シングルレコード盤)の専門店として名店として有名ですが、それでもこういう葛藤があった時期もあるのだなと勉強になります。
当然、ロトレコがいろいろ考えたり大変な思いをするのも当然なんだなと勉強になりますね。

確かに安くて回転のいいお店も最高なんですが、ゆっくりとレコードが選べて好きなレコードの話が出来て気分良く買えるお店というのもまた格別だと思います。

なんだろうな、これは例えればマックとスタバみたいなものなのかな?
同じコーヒーでも違う的な。

ただスタバをぼったくりとは言わないけど、マックが高いと怒る人もいるので世知辛ないなとは思いますけど、レコード屋でも同様に元の買値の問題もあるので、どうしてその値段なのか、どういう経緯でそうなっているのかというのも、多少考慮して頂けるとうれしい面も多いですね。

安いレコードが欲しい方は安いお店に行ってくださいという張り紙をしているレコード店が話題になりましたが、それもそれで凄いなと思いましたけど。

経営者思考で物事を考えていかないと長期経営は難しい。


しかしながら、下段でこんなお話をされていました。

*下段抜粋*
ちょっとでも、「レコード屋をやりたい!」って思っている人がいるならば、ポンコツレコード店主から言えるコトは、経営者思考で物事を考えてみれば、イイんじゃないかな?

大先輩からこのようなお話が聞ける(見れる)という機会はなかなかありませんからね。
心に刻みたいと思います。

経営者的な思考というのは、やはり安く買って高く売るということだったり、今売れる盤を入れてすぐに売ったりするということなのかな。

分からなくなったのでググってみたら面白い記事を発見しました。

*参考*
経営者思考の基本を理解する
出典:ビジネス思考への転換 – ポータルサイト運営によるネットビジネス

これによると、
お金を稼ぎだす思考
を経営者的な思考としています。

さらに、こんなことを言ってますね。

*抜粋*
1万円の商品を購入し、2万円で売るのです。3万円の小遣いをもらっているのであれば、6万円に増やすことができます。

もし、ここで「1万円の商品が2万円で売れるわけがない」と思うのであれば、まだビジネス思考ができていません。お金をもらう感覚にドップリと浸かっている状態です。

本当にお金を生み出せる人であれば、「1万円の商品をこのターゲットに売れば2万円でも売れる」と判断できます。

例えば、ただのジュースであっても、スーパーでは100円に満たないことがあります。しかし、これを高級ホテルで売れば1000円です。砂漠では1万円以上になるでしょう。

場所や販売対象などが異なれば、商品の価値や値段はガラッと変わってしまいます。これを理解すれば、少しはお金を生み出せる経営者の感覚が身につくのではないでしょうか。

これ、まんまさっき書いた話ですねwww

知らない間に俺はそれなりに、経営者的な思考が出来ているのかもしれませんね。
そうだったら、ラッキーですが、行き当たりばったりやってきたことを後付で経営者的な思考でやって来たと思われると、なんだか、最近の痛い人代表のスタイリッシュ病の人みたいですねwww

話を戻しますが、適当に一生懸命レコード屋をやってきたら大体こんなことは思うわけですよ。

どうやったらレコードが売れるだろう。
どうやったらみんなが喜んでくれるだろう。
どうやったら一人でも多くの人がお店に来てくれるだろう。

これを考えていない店主はいない気がします。
それを実際に実行したかどうかは別として。

その結果が長期経営できたかどうかなんじゃないのかなと思っているわけです。
そして、それを考え続けているということが、お客さんを大事にしているお店かどうかなんじゃないのかなと思うわけです。
だから、俺はそう考えているお店は、そのお店の店主の人柄が重要なんじゃないのかなと考えているわけです。

レコード屋を開業するために必要な資金力はそんなに高くない


ここまで書いてきたけど、やっぱり大手には最終的に何をやってもかないません。
レコードも資金力とマンパワーさえあれば、ガンガン商品入れて売れる物は高く、売れないものは安く販売し、回転重視で考えていけば一定の利益率が確保できます。

ぶっちゃけレコード屋なんてそんなに資金力も要らないような気がしますよ。
俺の知る範囲ですが、親から300万もらったとか500万もらったとか自分でバイトして100万作ってそれから始めている人も多いです。

俺は親に頼れなかったどころか実家に戻ってこいと言われたあと、追い出されたのでやむを得ず始めたのがきっかけですからね。

そこから渋谷に店を出すまでよくもまぁこんなに頑張ってられるもんだと思います。
やっぱり、最後はやる気ですかね!

やる気があれば何でもできるという迷言通り、大抵のことは何とかなりますよ。
金が無ければ借りればいいし、金が足りなくなれば夜間バイトでもしてクリアしていくうちに明るい方向にいくんじゃないでしょうか。

商いは飽きないようにやるしかないので、そのステージに応じていろいろ問題等もあるだろうけど、レコード屋はサラリーマン稼業と比べて自由度が高いし、金にならないので飽きて辞めてしまう人も多そうな気がします。

まとめ


今日も鬼長くなってしまいましたが、情熱あふれる文章でした。
やっぱり、俺はレコード大好きだし、レコード屋も大好きだな。

  • 中古レコード店の店主の人柄だけでは長期経営は難しい
  • 中古レコード屋を始めるには勢いや情熱が大事
  • 経営者思考で物事を考えていく必要がある
  • レコード屋を開業するために必要な資金力はそんなに高くない

ここまで書いて、やっぱり、冒頭に書いた、
「結局は店主の人柄が長期営業できるかのカギになる」
が一番のキーワードになると思うんだよな~。

最近の傾向を見ていると、個人店ではレア盤が1000円で出てても付き合いで買ってくれなくなってると思うんだよね。
それが人柄のいいお店だと、これも買ってくか~みたいな感じで特別欲しいわけじゃない盤も買っていってくれる人が多い気がするよ。

1枚多く買っていってくれるかどうかって、売上の10%位違う面もあるでしょ。
そういう1枚の重みで店の存続がかかっているような気がします。

そんなことを真剣に言ってるから、儲からないんだろうなwww
レア盤は無茶苦茶つけてつけてつけ倒して、カス盤は1000円以下でバシバシ売らないとイケナイのかもしれませんね。

難しいところです。

というわけでして、明日もマニアな!

ばいびー。

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*このブログは毎日22時44分前後に更新予定です。
たまにミスりますが、ご容赦下さい。

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This post is not in English now.
Because It’s too long to translate all this sentence.
Maybe,I would write this post someday…

please wait for that day!

Keep Diggin’ 365 Days
Regards,
djlotman

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