レコード屋に行く前に知っておいてほしいことを書いた


こんばんわ。
月末に、近況報告しますが、結構いろいろな変化がありました。

ただ、自分としては今後もあまり変わらずただただのんびり生きていこうと思っています。
そして、介護の甲斐があったのか、母親の体調も少し回復しました。

引き続き人生はいろいろあるけれど、頑張ってのんびりやっていこうと思いますので、仲良くしてくれる方はこれまで以上によろしくどうぞ。

あと、俺が金がない時期にサポートしてくれた人には必ず返すから、待っててな。

そんな感じですが、ここ数日、レコードについて意味の分からないことをよく聞かれるので、書いておこうと思います。

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レコード屋に行く前に知っておいてほしいことを書いた


ホントに意味不明な質問がたまにきます。
確かに、初心者の時期には、いろいろそういうことも思うのかもしれませんが、長くコレクションしているとそんなことも考えたこともなかったわということを質問されることがあります。

そういうことを今日は少しまとめておきます。
時間の関係で、明日第2部書くかもしれません。

レコードはビニールですか?


俺に聞くよりまえに、ググってくれよなー。
専門家もいるんだからな。

とは言え、俺も親切だから、書いておこう。

*参考*後で読んでね!
Wiki:レコード

「1950年代以降塩化ビニールがレコードの材料の主力」であり、全てではない。

あるお店でレコード買ったら、7インチがゆがむんですが、不良品売りつけられました?


初心者あるあるですな。
神経質なのは、初心者の頃だけなんですよ。

ロトレコはコンディションを以下の通りに分類してます。

M:ミント:シールド、未開封
NM:ニアミント:シールドを開封したもの、新品にも関わらず開封されているもの
VG+:中古盤で状態の良いもの。少しヘアー(見た目だけの傷)があるもの。
VG :普通の中古盤。多少の傷があるもの。
VG-:中古盤の中でも傷やスレが目立つもの。音に影響が多いもの。
G+:針飛びはしないものの、音に影響がはっきりと出るもの。

G以下のものに関しては取り扱いません。

これは、Conditionにも書いてあるのですが、多くのお店でも使用されている一般的なグレーディング(盤質のつけ方、評価方法)です。

これを見るとわかりますが、このグレーディングに従って値段も変わるわけです。

当たり前な話、VG+の物と、G+の物ではかなり値段が変わります。
特にレア盤ほど。

覚えてほしいのが、あるレコードの値段は、そのコンディションも含めた総合評価で成り立っているということです。

それを含めて、G+の盤を買って、「盤がスレている」とか言われても困るわけです。

特筆すべきなのが、7Inchです。
7Inchレコードは、もともとがオマケ盤のような扱いがあり、ジュークボックス等で使用する目的でつくられていることが多いので、そもそも盤質が良くありません。

特にJamaica盤なんて、何が入ってるのかもわからないし、30年、40年前の盤を教育もまともに受けたことが無い人が見よう見まねでつくったものなわけです。
それを、21世紀の日本クオリティじゃないとかで評価すること自体がオカシイ話なんですよ。

7Inchは盤も薄いし歪み易いので、ゆがんでいることも多いのです。
そのために、スリップマットやセッティング等も進化しているのです。

これだから、KOCOさんはじめ、7InchレコードでDJする人が世界中で尊敬されているんですよ。
少しでもバランスを崩せば針が飛ぶような状況で、あのプレイをしているから。

12インチ等の新品のレコードと7インチの中古盤を一緒の感覚で考えていること自体ヤバいです。

*参考*後で読んでね!
7インチレコードの魅力 まとめ

是非、上をご一読ください。
設定方法も書いてありますので。

こういう話をまずは理解してほしいと思います。
そもそも、中古の20から30年前にDJがスクラッチしていたようなレコードを買うのですから、綺麗には見えてもやはり中古は中古なんですよ。

格安レコード店に行くと、ほとんどジャンクで使い物にならない盤でもかなりの評価になっています。

それは、レコード自体が既に高級品ということなのでしょうね。

良く言われていますが、日本は経済的に成長がイマイチな面もあります。

逆に海外では、インフレが進んでいて物価がどんどん高くなっています。これはレコードにも言えて、海外のレコードの値段はどんどん上がっています。
日本の基準では考えられません。

VG+の盤を海外から買っても、日本のG+くらいの盤が来ることもよくあります。

それは価値観の違いもありますが、レコードは自分のところに来た盤が自分の盤であるという、縁も含めたコレクションなんですよね。
だからこそ、その盤をまずは大事にしましょう。

レコードの価値、値段は人それぞれである


これもどうしょうもない話なんですが、前に、『レア盤持ってたら、偉いんですか!?』とレコード店にお勤めの方に言われました。

レコードの値段なんて、正直、あって無いようなものです。
相場はありますが、レコードの相場は、最初に値付けしたお店から前後した値段の平均なんですよ。

それにそもそも、自由経済なので、誰がいくら付けようとその人の自由なんですよ。

だから、レコードの値段が高い安いって話は意味が無いんですよね。

レアかどうかって話も同じで、レア盤だと思われているレコードもあるお店が大量に買い占めていることもよくあります。

インスタを見ても、鬼レア盤をたくさん所持しているコレクターがたくさんいますよ。

そういう人の中にも色々な人がいて、高いから集めている人もいれば、その曲が好きだから価値わからず集めてたって人もいます。

R&Bに関して言えば、昔、とあるレコードが万越えしてました。
1枚数万円です。

それが、とあるレコード屋が100枚くらいデッドストックを掘り当てて値段が崩壊しました。

こんな話は意外によくあります。

たった100枚のデッドストックが、たった1件のレコード屋で出ただけで、レア盤の価値は崩壊します。

それくらい意味が無い話です。
普通のレコードはかなりレアでも300枚くらいは出すので、お蔵入り盤が眠っているなんて話はまだまだありうる話ではないでしょうか。

だもんで、高い安い、レアカスとかマジで意味ない僻みです。

誰が何を買ってもいいじゃないですか。
そんなことより、1枚のレコードを大事にしてる話や1曲についての思い出を語れるほうが夢があると思うよ。

こういう話をした僻み根性の持ち主は、仕事を変えてお金をもう少し稼いだりしたほうがテロリストみたいなことをやらないんじゃないかなと思ってしまったよ。

レコード屋に行く前に知っておいてほしいことを書いた・まとめ


以上が最近聞いたり、質問されたりした、くだらない質問だ。

初心者の人も、異常に盤室にこだわる病的な人も、もっと気楽に楽しんでコレクションに励んでほしいと思う。

盤が歪むとか、針飛びするとか、クレームする前にまずはセッティングや装備を充実したり、スキルを磨くことも必要かなと思います。

もちろん言うまでもなく、そもそも、レコード屋の過失により、クソみたいなレコードを売られたら、怒るべきですが、日本で普通に営業できてる店はそんなことはなかなか起きないよ。

100円レコードとかジャンクを漁りまくって転売してるような人ならまだしも、長年やってる店がやるはずないよ。

こう言う話は、オークションや海外モールなどではたまに聞きますが、そういう人はやがていなくなるからな。

というわけで、こういう話もあるよって一般的な話を書いといたので、頭に少し残しておいてください。

中古レコードは、新品じゃないし、シールドでも誇りや砂が入ってスレてたりノイズや盤ソリがあるのも意外にあります。

なので、上級者はシールドよりも比較的綺麗な開封済みを買うことが多いです。

もちろん、一生開けないつもりでシールドを買う人もいますよ。

にわかレコードコレクターが増えているのは、俺は気になりませんが、そういう人がよくトラブル起こしているのを見ていて、質問が来たので書いときます。

プロDJでも、海外の盤質が自分の常識と違って、めちゃくちゃクレーム入れて全額返金させた上、盤も奪ったと自慢されていた方もいますけど、普通に話したらわかってくれる外国人も多いですよ。

自分のクレーム自慢をするのは武勇伝語るヤンキーみたいな厨二病認定されるので気をつけましょうね。

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