12インチレコードの魅力とは


こんばんわ。
もう1年もほぼ90%が過ぎましたね。

思い起こせば、コロナ禍というとんでもない時期でしたが、今年もまた気絶していたようなもので、資格試験なんぞという下らないことで人生を無駄にした気がします。

しかしながら、当時の私には熱意があった。
そう、夢があったのです。

夢の有無についての賛否は割愛しますけど、おかげで、思考力がゼロになりました。
考える力がゼロになったんですよ。

なので、これからゆっくり年末に向けてリハビリするから、全力でブログ書いて、また、さび付いた中高年の脳みそを活性化させるっきゃナイト!という80年代のギャグで書き始めます。

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12インチレコードの魅力とは



俺は現在の7インチブーム直前から、ずっと7インチレコードを押しまくって来た。

*参考*後で見てね!
7インチレコードの魅力 まとめ

7インチレコードの魅力についてだけでも6本の記事を書いている。
同時に、最近思うのが、多くのレコードコレクターが12インチレコードを軽んじているのではないかということ。

今日はそれについて考えてみようと思う。

7インチレコードと12インチレコードの違い


7インチレコードと12インチレコードは音が違う


どこかで、Grooveの話を書いているのだが、思い出せないので、簡単に書いておくと、レコードに溝があるのは知ってるよな?

この溝をGrooveと呼ぶのだが、レコードの針がこの溝を通っている時に、針がぶつかって左右に動いて震動する。
その時の震動が音になる。

この溝の幅、つまり、レコードの溝の幅が大きいほど、大きな情報をそこに詰め込むことが可能なのだ。

もう一つ、付加情報を入れると、速度の関係で、1秒間に長い距離を取る方が、より大きな面積を取ることができるので、より大きな情報を書き込める。

すなわち、33回転よりも45回転の方が大きな情報を詰め込める。

まとめれば、7インチよりも12インチの方が音が良い。
*いうまでもなく、元の音が悪ければそれなりにしか鳴らない。

7インチレコードと12インチレコードは重さが違う


大きさが違うのだから、当たり前に重さも違う。

重さが違うということは、安定感が違う。
つまり、安定回転するということで、音が良い。

同時に、安定回転するため、DJ等の操作性が高い。

7インチレコードでDJをするのと12インチレコードでDJをするのは結構違う。
慣れていないとすぐに針飛びしてしまうのだ。

7インチレコードと12インチレコードはバージョンの豊富さが違う


7インチには大体1バージョンしか、片面に入れることができないが、12インチは3バージョン位なら余裕で入る。
このため、リミックス等が入っていることが多い。

この12インチのみのバージョンが最高だったり、クソだったりする。
このために、結局、12インチも買いたくなるのだ。

大きく考えると、このような違いがある。
それはすべて、やっぱり、大きさの違いが顕著に出ていると言えるだろう。

12インチレコードの魅力3つ



次に、12インチレコードの魅力について簡単に書いておこう。

12インチレコードの魅力はやはり音がダイナミックである


12インチレコードを推す人は紛れもなく、これを1番に推してくる人が多い。
正直、俺はそこまでこだわりがないのか、音響うんこなのかわからないが、あまり重視したことが無い。

だが、最近、7インチのブートレコードやカッティング音源をよく聞くようになってから、やっぱり物足りない気がしているので、12インチの魅力について考えるきっかけになったと思う。

12インチレコードの魅力はバリエーションの豊富さからくるコレクション性が高いこと


前述してますが、12インチレコードは1枚に何バージョンも収録していることが多いので、1曲に対して何回も楽しむことができます。
よくある話ですが、昔流行っていたバージョンではないバージョンが、後になってMIXに収録されて、それの方が人気が上がったりすることもあります。

我々HipHop好き、R&B好きの多くが買っているレコードは主に12インチレコードを一般販売するために作られていたため、12インチレコードでプレスされていることが多いのです。

同時に、販売を計画していたが、版権等の問題や思ったより反応が悪くて世に出なかったプロモと呼ばれる盤も多いのです。

さて、先ほど、12インチレコードは「一般販売するため」と書きましたが、全部レコードは「一般販売ではないのか」と思う方も多いと思います。

実は、7インチレコードはドーナツ盤として知られているように、付録等のオマケやジュークボックス等の利用により、一般販売が無かったものも多いのです。

SP盤等の一部もそうですかね・・・。
それこそ、昔のサブスクのような、定期購買してないと買えないシリーズなどもあったのです。

12インチレコードの魅力はDJとしての操作性が高い


最後に12インチレコードが人気が出ていたのには、USにおけるDJのインフルエンサー効果が大きかったということがあります。

今でもUSではラジオDJやクラブDJがプレイして、人気になる曲が多いです。

このアタリもどこかで記事として書いてますので、Digってください。

今、12インチレコードを推す理由


7インチレコードはお手軽さや人気等で、今の主流であると思います。
その反面、12インチレコードは大きさや重さなどがネックになってしまい、人気が低下しています。

まず、大きいので原材料を沢山使います。
そして、重い物を運ぶので送料がめちゃ高いです。
ここ数年、重油燃料の高騰もあり、海外から1枚のレコードを買うのに3000円なんてのは当たり前になってます。

いつもまとめ買いしていたレコード屋が沢山(1度に数百枚レベルで)買うと送料1枚3ドル位で送ってくれていたのが、先日、19枚で2万円に跳ねてました。

冗談じゃなくて、こういうところで、売れない癖に値段だけ跳ね上がっています。

でも、国内にある余っているレコードはどうでしょうか。
逆に値下がりしている盤もあれば、このような時代の背景を受けて値上がりしているものも多いのです。

筋金入りの7インチレコードコレクターや、この2,3年でDJを始めた人以外は、大抵、12インチレコードが家にあると思います。
たまには、12インチレコードを手にして、聞いてみてください。

凄く違う感じがしますよ!

12インチレコードの魅力とは・まとめ



CDじゃ、物足りない。
レコードじゃないとダメなんだ・・・。

と言う時期が、私にもありました。
完全に知ったかのこじらせてた高校生でしたね。

最近では、音源も買ってるし、CDも買ってるし、隙あらばSCDすら買ってしまう、どうしょうもない人間になってしまいましたが、いろいろ聞いていると、改めて、12インチレコードには12インチレコードでしか表せない良さというのがあるなと感じています。

リアルタイムでレコードを買って、Biggie等を聞いて育ったわけですが、確かに7インチレコードの魅力は今の時代に合致しているので、いや、合致し過ぎていると言っても過言ではないくらいなんですが、それだけに、12インチレコードのファット感というのかな、アメリカ感というか、その良さがHIPHOPだなと感じるわけです。

そりゃ、CDアルバムを聞いても当然、HIPHOPを感じるわけですけど、俺の中では、CDや音源はツールでしか過ぎないのに対し、12インチレコードだけが、文化すら担う、担っていると感じますね。

勝手な話だけれど。

多分この理由は、一時期、HipHopperが

「What’s Up,Man?」

という挨拶に対し、

「Large!」

と答えていた文化をイメージして、その刷り込みによるものなのかもしれないですね。

これは時代の流れもあるので、そういう面からも、つまり、DJを始めた時期によってイメージも大きく変わるのではないでしょうか。

そんな問題定義を残して、本日は終了。

というわけでして、明日もイキっていこうぜ!!

ばいびー。

*このブログは週1,2回22時22分前後に更新予定です。
たまにミスりますが、ご容赦下さい。

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