本日は月曜日ですが、昨日日曜日、時間もなく、気力もなく精魂はてた感じでしたので、今から書きます。
時間は昨日分なので、昨日の分です。
まずは、8月6日「Lotrecord 10周年」にお祝いに駆けつけてくれた皆様、本当にありがとうございました。
特に、出演者のDJさん全員、感謝の念が絶えません。
あのメンバーだからこそ、楽しかったんだなと痛感します。
そして、いつも遊びに来てくれる方々ならびに、騙されて連れ込まれた方々、本当にありがとうございました。
相当、面白かったです。
中毒性の高いパーティーができるのも、音楽を知っているからこそです。
またよろしくお願い致します。
翌日のDJ Yoshifumi Presents 「Melodyholic」に昨日に続き来てくれたみなさん、そして、西崎さんはじめとするマニア会(R&Bサミット)のメンバーのみなさん、ありがとうございました。
両方のパーティに関しては話したいことが沢山あるので、のちほど、一つひとつ思い出しながら、アップしていきたいと思います。
写真付きだよ!
ということで、今日は、昨日書くべきだった分をアップします。
結構、重たい話ですので、お気を悪くなさらないでください。
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DJに曲を聴くという失礼をしていないか?という質問を受けたので回答するぜ!
前置きがそもそも重いわけですが、俺はDJというよりも、コレクターというよりもレコード屋です。
さらに言えば、俺は、レコードを売るのが仕事であるのと同時に、レコードを紹介するのを仕事としてやっています。
なので、売るのも紹介するのも仕事なわけです。
今日はそんな話を中心に掲題の件について語っていきます。
仲良くさせて頂いている有名なDJさんとか、親しいDJさんにも多少の気を使って頂けるときっといい感じになるんじゃないかなと思いますので、お話させて頂きますね。
DJに自分が知らない曲を聞きまくるという件
先日、こんなことがありました。
とあるパーティーに行ったら、
「音楽好きななんじゃないかなと思われる方が、知らない曲をDJさんに聞きまくって」
いました。
その聞き方が、独壇場というか、独占的というか、そういう感じで、DJさんも困惑していたようです。
悪い人ではないと思われるので、そうなのかなとも思いますが、その方は、DJさんがDJしているDJブースにまで押しかけてきて、その現場で流そうとしている曲や、流していたわけではない曲について質問をしていました。
その後も、そのDJさんがかけている曲を他のDJさんたちに聞きまくっていました。
それを見ていた初心者の方が、俺にこんな質問をしてきました。
「ああいうのって見苦しいよね」
「なんで、あーいうことしちゃうのかな?俺もあーならないように気をつけよう。そういえば、DJに曲を聴くのって実はダメだったりするの?」
これは、実に、すげえ言い質問だったりするのです。
なので、今日はこの話題について書いていきます。
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なぜ、DJに曲を聞きまくってしまったのか検証する
まず最初に言っておきたいことは、そういう迷惑行為にも見えたことをしてしまった方は、誰にでも有り得ることだということと同時に、理解できることだということです。
その方は、
「音楽が好き過ぎて、自分の知らない曲がかかったしまったばかりに我を忘れるほど、発狂してしまった」
というのが、実情でしょう。
普通の音楽好きだと、
「そんなわけないだろ」
と思うのですが、これは俺もわかります。
いつも一緒にDJをしている、CatalistさんAkiraくん始め、マニアパイセンが教えてくれる音源を聴くと俺もそうなってしまいます。
頭の中が、
「なんじゃ、こりゃ~」
となって発狂してしまうわけです。
自分の知らない名曲に出会ってしまったら、音楽好きとして発狂しないはずがないです。
そして、それらが、シャザム等の曲を聴きとるアプリや検索不能盤だとしたら、余計に欲しくなってしまうわけです。
なので、その方の行動はある程度理解できるのです。
逆に、そうなってしまう位音楽が好きなんだろうな~と思いました。
もちろん、最低限のマナーというものは存在します。
なので、常軌を逸脱するようなDJブースにまであがってくるというのはかなり問題があるので、その周りの人はそういう人をたしなめてあげてください。
また、特にクラブミュージックに、HipHopやダンクラ、R&Bにはよくあることですが、DJをしていない人がDJに曲を聴くという行為はよく見ますし、俺自身もよく聞かれます。
特に俺はレコード屋をやっているので、よく聞かれます。
そして、こういう風に、
「曲を知っていて当たり前だ。そして、レコード屋に質問をする権利がある」
暗に思い込んでいる人が多いのも感じます。
さらに、DJをしていない人に多いのですが、
「DJは曲名くらい教えてくれてもいいだろ」
とか、
「DJは曲を紹介するのが仕事なんだから、そのくらい最低限の仕事はしろよ」
的な風潮があると思います。
俺は今日はこの暗黙のルールについて、凄い言いたいことがあります。
日本でDJしているDJさんの多くは趣味でDJをしているという事実
まず、DJDJって言っても、みんな他に仕事をしてるし、DJで食ってるわけじゃない。
仕事をして音楽を聴いている人と同じです。
日本のDJは音楽を聴いて楽しむこと、プラス、自分で音楽を楽しむために、自分のためにDJをしている人がほとんどです。
仕事でストレスを抱えている人もいれば、家庭にいてたまにストレスアウトでDJをする人もいるし、俺のようにヨシフミくんが言ってくれたから、今回は仕事を休んで出ようかなと思う人間もいるわけです。
つまり、仕事じゃないんだよ。
いく方もお金を払って楽しむ権利が保障されているのは、当たり前の前提だと思うよ。
だけどね、DJも楽しむために、ボランティアでDJしている人がほとんどなんだよ。
娯楽なハズなんだ。
それを邪魔しようとするのはいくらなんでも横暴だと思う。
まぁ、もちろん、そんな勢いで、邪魔してくる人は少ないのだけど、そういうのも少しはあるんだよというか、日本のDJはスゲエ頑張ってるんだよという意味で結構強く書いたけど、もう少し詳しく書くから、この前提条件だけは、理解してほしいんだ。
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あなたが聞いたその曲は、そのDJにとってどんな価値があるのか想像してみてほしい
まずね、DJのかける曲は、昔も今も、DJが探してきてプレイしているんだ。
あたりまえだよね?
例えば、1枚のレコードを買うとしよう。
そのレコードをゲットするために、どのくらいの時間とお金を掛けているのか想像したことがありますか?
レコードで買うと今でも相場は8000円とかつけてるお店も多い1枚だ。
それが音源で買えば150円だよ。
YouTubeなら無料。
無料で音源が手に入るから、安いDJが量産されたわけだ。
結果として、曲の重みが無くなったわけ。
レコードでこの曲をネット無しで手掘りで探せとなれば、盤が世界一ある日本ですら、1年に1回見るかどうかでしょ。
Disco時代にさかのぼると、DJがかけていた曲って、みんなレーベルを盗み見たり、DJを接待したり酒とか奢ったりして仲良くなって曲を教えてもらっていたし、教えてもらってからも全然買えない日々が続いたりして、何年も何年もかけて1枚のレコードをGetしていたんだよ。
俺がDJを始めた時期96年とかもまだそんな感じだった。
それがパソコンDJが出てきてから、状況は一変した。
ただでレア盤がガンガン手に入るし、ソフトのおかげで誰もがDJできるようになった。
だから、簡単に音源をあげちゃうし、簡単に教えちゃう環境をつくってしまったんだ。
そういう安いDJが増えた結果、当たり前に聞ける環境が出来上がった。
それはもちろん、音楽シーンにとってはいいことだと俺は思う。
同時に一気に色あせてしまった。
要は、大量生産の時代ではないけれど、大量生産と同じような理由で流行りはしたけど、そのあとに残ったものは、クズばかりというようなシーンを作ったような面もある。
その結果が、何度もブログで書いているけど、スターDJがいなくなったという時期を迎えているわけ。
この後、それを乗り越えてくる凄い人が出るのも時間の問題だけどね。
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例えば、これ。
Sabrin Roseだけど、俺もHPで書いたけど、これを探すのにまる2年。
そして、Getするのに原価で35000円を払ってるわけです。
この盤に行きつくのに、DDTさんと情報交換すること1年半。
計3年半かかってます。
知っている人もまずいないよね。
クラブでかけても無反応な1曲だよ。
CDも出てないし、Itunes等のMp3でも出てないから、結局はレコードで買うか、知り合いにもらうというコジキ営業しないとGetできないという悪魔のような曲だ。
だからね、
こういう曲の曲名を質問してくる人は、そのDJがその曲に至るまでの時間とお金を払える気があって質問してるの?
という話が出てきちゃうんだよ。
「え?欲しい!」
っていう人は沢山いると思う。
そりゃ、当たり前だ。
DJだから、そういう曲をかけるのがDJなんだし。
みんなが好きだから、流行っているからなんて仕事でやっているDJとは少し違う面もあるけど、DJの醍醐味の一つに
「誰も知らないであろうけど、この曲は俺しかかけないであろうから、俺がかけなくてどうすんの?」
というものがある。
だからこそ、他のDJには教えたくないし、自分のプレイを聴きに来てくれる人のためだけにとっておきのスペシャルプレゼントなんだよ。
もし、誰もがその曲をかけられるのであれば、それは自分のプレイを聴きに来てくれた人に失礼なプレイなんじゃないかなと思うんだ。
それは、かけ方にもよるので、定番を最高に使いこなせる人はまたそれ自体がスペシャルなんだけどね。
ただ音楽を垂れ流すだけなら、MixCDが一番だよ。
完成されてるんだから。
でも、ミスも含めて、その時のその流れというのは、本当に一期一会だと思う。
この流れだからこそかけられるという曲も多いし、これをかけたいから他を捨てるというプレイもあるんだ。
教えてもらった曲を家で一人で聴いたら、全然良くなかったなんてこともよくある。
そしてその逆もよくあるけど、家でこれはやべえなと思ってもクラブ映えしなかったとかね。
この前の質問は、そういうことを考えるきっかけになった質問だったよ。
俺もすっかり忘れていたよ、そういう前提も。
手軽に手に入るけど、そこにかけた時間と情熱とお金って自分にしかわからないからね。
「DJにその曲、なんですか?」
って、よく聞いちゃう人は、これ読んで少し考えたほうがいいね。
逆に、よく質問されるDJさんがいたら、曲名を教えるのではなく、
「この曲好きなんだ?ありがとう。これは俺しかかけないであろうから、次もまたかけるから遊びに来てね^^」
と笑顔で返せるといいんじゃないかな。
もちろん、新譜のようにItunesとかDLで買えるような音源なら、もったいぶらずにすぐ教えてあげたほうがいいね。
手軽に買える曲をもったいぶっているとか、本当、ダサいから辞めたほうがいいよ。
スゲエ長くなったけど、音楽を好きで聞く人にも役立つ前提条件だっただろうし、DJをやっている人にも、そういう気持ちを思い出させてくれる前提条件だったと思うよ。
俺もよく質問して、怒られるけど、金出しても欲しいからな。
無茶苦茶な金額出して買ってるし、そもそも欲しい曲を売ってくれるなら、その全てが全部言い値で買ってるんだよ、俺は。
金も時間も情熱もかけられない人にそういう話をしても無駄なんだろうけど、わかっちゃう人にはわかっちゃうんだよな~。
こういう話。
響く人には最高に響くハズ。
例えば、それが俺のことが嫌いでもね。
DJに曲を聴くという失礼をしていないか?という質問を受けたので回答・まとめ
長くなったけど、こういうことをちゃんと考えているのが、俺の中では音楽が好きなDJだし、それをわかってくれるのが、ファンだったり、音楽好きだったり、愛好者なんじゃないのかな。
結構シビアな話題だったけど、いろいろ考えてみるきっかけになるといいなと思います。
ということで、今夜もマニアな!
ばいび~。
*Amazon Music Unlimited*Itunesには無い音源が眠ってます!
*参考*後で読んでね!
自分の好きな曲をパクるパクられるって話
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This post is not in English now.
Because It’s too long to translate all this sentence.
Maybe,I would write this post someday…
please wait for that day!
Keep Diggin’ 365 Days
Regards,
djlotman