アーティスト症候群というDJが多い理由3つ


お疲れ様です。
最近渋谷店で頑張っています。
*井戸の仕事はお休み中。

何を頑張っているのかと言えばおしゃべりですね。
遊びに来てくれる人が夏になったので増えているのでおしゃべりをするaka意見交換の時間が増えているということです。

今日はそんな最近の話題から面白いなと思ったことをご紹介します。

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アーティスト症候群というDJが多い理由3つ


DJというのも、ある意味、アーティストなわけです。
アーティストって何だ?と思ったのでググってみると・・・

歌手及び演奏者を美化、及び神化する言葉として、ミュージシャンではなく、アーティストと呼ぶようになったが、それは、日本に限ってのこと。海外では、アーティストは、依然として芸術家を差す。
出典:Yahoo知恵袋

DJでもこの「勝手な神格化」が進んでおり、「DJ=イケてるアーティスト」みたいな側面を醸し出す、におわせるDJが多いことでもたまに話題になります。

今日はそんなDJに対する話を書いていきます。

アーティストっぽいDJがなぜ問題なのか


最初は問題提起です。
アーティストっぽいDJがなぜ問題なのかという話に関していえば、「アーティストっぽいDJ」というのは「俺はDJだ。凄いんだ」みたいなオーラを出してくるDJが多いわけです。

当たり前な話、「凄いDJ」であれば自分で言う必要がなく、他人が認めてくれるわけです。
「あの時のDJのギャラを寄越せ」と電話とかで連絡する必要すらないわけです。

要はこういうDJに多いのが、「俺スゲエ」というエゴなんですかね?そういう無駄な意識を全面に出してくる一種の攻撃的な意思表示なわけです。

これが話題になるケースが多いのです。

「アイツカスなのに自分で自分の事スゲエって言っちゃっているよ」

とかよくある話です。

こういう自分で自分をアーティストだという割に認知されていないアーティストを総称して、「アーティスト症候群」と呼びます。
*なので大箱でDJしていても大して意味が無いというのもここからきているわけです。

これってどの芸術的な物にかかわる人なら経験があるのですが、それを滅多切りにした本も出ています。

この本では、芸能人と芸術家は違うという点にも触れています。
要は、有名になったからと言って、芸術家には至れないという話ですね。

同様な話、モデル等の有名人がDJスキルも無く客寄せパンダになってゲストDJになったり、高額なギャラをもっていくという話と同様の側面を持っているともいえます。

逆にWIKIでは、認知度こそ全てのような側面があるとも書いてあるのが面白い。

自身の芸術活動が社会的に広く認知された状態にある人を指す。アーティスト、アーチスト(英: artist)とも呼ばれる。日本語の「芸術家」と英語の「artist」には、若干の含みの違いがある。
後述する各分野の専門家のことを指すほか、一つの表現手法に拘らず、様々な形態で作品を制作している人物について使われる場合が多い。
出典:Wiki

と定義されるらしい。
英語のWikiでは、


The term is often used in the entertainment business, especially in a business context, for musicians and other performers (less often for actors).

出典:Wiki

The TermはAritistを指しているのですが、簡単にいうと、「Artistは音楽家とかのエンターテイメントビジネスで使わている用語で、俳優とかでは使わない」という物。

日本の芸能人というのは有名人としての機能が高いということですかね。
総称というか。

日本語、英語どっちの意味でもアーティスト・Artistは認知度と稼ぐことに重きを置かれているというのがその存在意義なんでしょうか。

厳しい現実ですね。
恐らく、推測になってしまいますが、この「アーティスト症候群」になっているDJが不快だと感じる人の多くは、より真剣にアートである音楽やDJについてこういう定義に即して考えているからなのではないでしょうか。

同時によくよく考えると「アーティスト症候群」のDJって曲を知らなかったり、深い知識のあるDJと絡みがなかったりする傾向もあるような気がします。

アートよりも如何に売れるかということを重視しているからなのでしょうか。
そう感じる、またはそう感じさせるDJに関して、不快・不愉快を感じる人がいるのかもしれません。

アーティスト症候群のDJの方が稼げるから


前項の本でも書いてありますが、アーティストを名乗るなら、それで稼げないと話にならないわけです。
ですので、以前書いた記事のごとく、DJならDJで稼ぐ必要があるわけです。

*参考*後で呼んでね
DJとして生きるという記事を読んでみた。#DJCity

この記事でも書いてありますが、DJは時には「ギャラの交渉」も重要な仕事なわけです。
自分がプロだと思っているならば。

これは、我々MFF-Kaiのように普段からふざけていて、もらったギャラをその場で全額使い果たすなんてことをしていたら、なかなかギャラをもらえるようにはなりません。

逆に、「俺プロDJだから」というオーラを出しているクールなDJの方が圧倒的にギャラをもらえるようになります。

その一番の理由は、「形から入る」という言葉が全てを物語っているのではないでしょうか。

DMCやREDBULL始め様々なDJコンテストもありますが、そういうところで結果を出すのは難しいにしても、大箱でDJしていると小箱でもギャラをもらえるようになるというのは珍しい話ではありません。

これも認知度の問題なんですかね、やはり。

アーティスト症候群のDJの方がカッコイイから


中高年でゲラゲラゲラ~みたいなバカ話ばかりしているDJと、淡々とクールにDJし「オーディエンスを沸かせるプレイ」をするDJなら、やはり、後者の方がカッコイイですよね。

「カッコイイ=モテる」

ここから、憧れる素人akaファンが増えてくるのは想像に難くありません。

昔、埼玉では有名なRAPPERの人が言ってましたが、「最初はイメージ作りが重要」であると。

これっていうのは、本当に大事なんだなとその時に気が付きました。

たとえば、ハードコアな内容のラップをしている人が実はハードコアな人生とは無縁そうなオーラだったりすると、違和感がありますよね。

どう見てもモテなそうなデブが一生懸命愛を語る内容の歌詞だったら、それも違和感ありますよね。

違和感は違和感として、ファンには受け入れられると思うのですが、一般層、所見の方等にはなかなかその世界観というのを理解してもらうのは難しいという話です。

なので、DJでも同様の話が言えます。

「カッコイイ曲しか流さない」

というのは、イコールで

「カッコイイDJを演出している」

とも取れるわけです。

初心者やビギナーの多くはマニアックな曲よりも有名な曲、自分が知っている曲をDJに求めることが多いので、そういう定盤をかけることがやはり客ウケには重要だと思います。

それを踏まえると、

「俺DJだから」というのはイコールで「DJっぽい選曲、すなわち定盤曲のプレイ」が必要不可欠であるというわけです。

以上の理由から、

「アーティスト症候群のDJはDJらしくするために、アーティスト症候群ぽさを出している」

ともいえます。

それを見てカッコイイと思うのは普通なのかもしれません。

アーティスト症候群のDJの方がわかりやすいから


何気に一番重要な要因がこれかもしれません。

「外見的にDJっぽいDJ」
「選曲的にDJっぽいDJ」
「雰囲気がDJっぽいDJ」

このあたりを考えてみても、「それっぽい」というのはイコールで「わかりやすい」と言えます。

何度か書いてますが、音楽が好きな人でもDJの良し悪し、Mixのうまさ、DJのうまさというのはなかなか分からない人が多いわけですが、そういう層が大半を占めるわけですから、よくプロフィールに書いてあるのを見ますが、

「DJにリスペクトされるDJよりもお客さんにリスペクトされるDJの方がいい」

というようなアレと同じで、

「DJのようなコダワリの強い層に理解させるのは困難でも、DJをよくわかっていない層に理解させる方が簡単である」

みたいな話でもあるわけです。

ただ、こういう側面も存在します。

DJというのはインフルエンサーとしての側面をもっている」ということです。

この話は深いので明日にでも書きましょうか。
もうかなりの長文になってますのでwww

話を戻しますが、「わかりやすい、シンプルである」というのは作品でもDJでも重要です。
誰かに何かを伝えるにはこれって基本中の基本ですが、なかなか難しいことですよね。

アーティスト症候群のまとめ


いろいろ書いてきましたが、「アーティスト症候群」というのはそれ自体悪い話ではなく、戦略であるといえます。
それを俺は悪いとは思わないし、むしろ、賢いなとさえ思います。

本能的にそうやっているDJも多いし、あまり上手くないというか本物のDJを見たことがない人がアーティスト症候群のDJに憧れて、量産されていく傾向は否めないですが、最初から自分に壁を作るよりも売れてBIGになってやるぞ!みたいな人がやっぱり売れていくのもわかるような気がします。

今までアーティスト症候群のDJをバカにしていたDJさんも、これからは戦略として、「アーティストっぽくDJするDJになる」というのを意識してみては如何でしょうか?

よく聞く話ですが、DJネームを変えただけで売れるようになったという人は意外に多いんですよね。
過去と決別し、カッコイイDJになるというのもありかもしれませんね。

というわけでして、明日もマニアな!

ばいびー。

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たまにミスりますが、ご容赦下さい。

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This post is not in English now.
Because It’s too long to translate all this sentence.
Maybe,I would write this post someday…

please wait for that day!

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Regards,
djlotman