お疲れさまー。
今夜もしれっと記事を書いていきたいと思いますので、ヒマ人はお付き合いください。
ちょいちょいこの話を書いて来てますが、こうして実際に’存在する現象’としてGrooveを取り上げるのは初めてかと思います。
いろいろ他の人のブログも参考になるものがあるかもしれないとチェックしてみましたが、なかなかいいものが無かったので、俺もきっちり説明することができないかもしれません。
その際は笑って許してください。
都市伝説だと思って。
というわけで、昨日の話からの続きと疑問についての自分なりのアンサーです。
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DJが良く言うグルーブとは?
クラブに出入りしてDJとも仲良くなってくると、DJが「彼のGroove最高だね」というような話をしているのを聞いたことがある人もいるかもしれません。
なかなかGrooveというものが何なのかというのはきっちりと説明できないものがあります。
そこで、その謎解明に少しでも近づけることを目的としてGrooveについて考えていこうというのが今回の記事内容です。
ヒマ潰し程度にご参考にしてください。
そもそもGrooveって何だ?
Grooveとはレコードの溝を指す意味だったのが転じて、いいDjingを指す言葉につながっている。
それをWikiでも書いてあるので、まずはここからチェックしていこうと思う。
*参考*後で読んでね!
Wiki:グルーヴある種の高揚感を指す言葉であるが、具体的な定義は決まっていない。語源は(アナログ)レコード盤の音楽を記録した溝を指す言葉で、波、うねりの感じからジャズ、レゲエ、ソウルなどブラックミュージックの音楽・演奏を表現する言葉に転じた言葉である。現在は、素晴らしい演奏を表す言葉の1つとして、ポピュラー音楽全般で用いられる。
この定義道理、よくわからない、または意味が無い言葉で、いいプレイをするとGrooveがイイねとかいうようになったもの。
一緒の流行言葉のようなものだと思ってもいい。
それが現場やDJの間では完全に定着している。
Grooveは存在するのか?
非常に面白い話だが、Grooveというのはある種の信仰のようなものに近く、あると感じる人にはあるし、無いと思う人には無いというたぐいのもので、感じられた人にのみ存在すると言っても過言ではない。
そこで改めてGrooveについて考えてみると、
「波、うねりの感じからジャズ、レゲエ、ソウルなどブラックミュージックの音楽・演奏を表現する言葉に転じた言葉」
これを思い出す。
ここからさらに一歩踏み出して考えると、
「DJプレイによる曲の緩急や音の強弱から生み出されるダンスミュージック特有の雰囲気」
と解釈することもできる。
極論を言えば、
「踊りだしたくなるようなプレイをしたときに出る超音波」
ともいえる。
これがただ曲をMixしている時にでるもので、人間の精神や身体に直接影響を及ぼし、内面から踊り狂わせるような衝動を生み出させる。
本能に揺さぶりをかける震動波とでもいうべきか。
Grooveの正体は波であるといえる。
これが俺が出した結論であり、正体だと思っている。
なので、Grooveは存在するというのが俺の考え方。
Grooveは存在しないという人もいる
Grooveが存在すると思う信仰派の人の多くは、この「踊りだしたくなる衝動」を経験した結果だと思われるが、世の中にはいろんな人がいるので、そういう波を感じない人もいる。
それがGrooveは存在しないという人だ。
彼らの多くはそういう霊感のようなGrooveにDJは頼るべきではないという意見も何度か見たことがった。
要はDJ界のオカルト的な話はバカバカしいということなのだろう。
彼らの中には「踊りたくなる」という現象を科学的にまたは経験則からひも解くということを考えているDJもいる。
例えば、Micを使って煽るとかもそうだし、2枚使いをしたり、スクラッチを入れることや、普通のDJMixに飽きてしまった人等の間では、言葉つなぎや音つなぎ、意外性のある組み合わせ、敢えてのつながりが無い選曲等がそれである。
もっとオカシイ次元では2枚使いのただのループ技の一つに、ニードルドロップという技がある。
レコードの溝を1つ横に戻してそれだけでループを完成するという超人技だ。
俺はこれを見たとき絶叫して、何人ものDJにそれを話したし、音楽が好きな人にも話したが、その技で興奮したのは2人しかいなかった。
一人はカタリスト大先生で、もう一人はインスタでニードルドロップを成功していたDJさんだけだった。
Needle DropをメイクさせるDJ Scratch
レコードを横にずらしてヘッドフォン無しでループさせているという原理は非常にシンプルなものだが、キチガイレベルの高難易度だ。
DJ Kocoさんもやっているが、そういうレベルのDJさんがやる技だということ。
これは普通に音楽好きなだけだと、理解できないし何をやっているかもまったくわからないと言われた。
これもどうように踊りたくなるような、発狂したくなるような衝動を産んでいると言っても過言ではない。
ただ、これがGrooveかと言えば違う。
踊りたくなる衝動や発狂したくなるような衝動があってもGrooveとは言わない
これまでの話を総合すると、Grooveというのは、DJがMixをしながら生み出していく波であって、スキルやパフォーマンス、知識等で受ける衝動ではないということがわかる。
また、Groove起き易い状況についても考察を重ねていく。
知っている曲がかかり続けるとGrooveが起き易い
俺の経験から考えると、Groove起き易い状況というのは「知っている曲がかかり続けるとGrooveが起き易い」言い換えると「わかりやすいお決まりのMix」ということになる。
なぜなら、知らない曲をずっと聞いていると苦痛を感じるクラバー(パーティーに来ている人)が多いからだ。
知っている曲を少しづつ積み重ねていき、心を開かせてから、ここで踊ってくださいと言わんばかりに定番を投下する。
この流れをテンポよく作ることでGrooveを意識して作り上げることが可能だと思う。
居心地の良さやリラックスした雰囲気と安定感によってもGrooveは起きやすい
安定したDJをするというのは、聴いている人の中には俺のように退屈で仕方がないと感じる人も多いかもしれない。
しかしながら、安定したDJを聞いていると安心するというのは普通の感情だし、感性だと思う。
ごちゃごちゃしたことをやっているよりも、ゆっくりと1曲かけているほうが安定して安心できるというのはわかりやすいと思う。
そうやって人の気持ちを包んでいくと転換期に、変わり種やみんなが好きな曲を投下したときに、Grooveを感じることが多い。
これはその時にかけた曲によってのみ起きる現象ではなく、そこに至るまでに、実はずっと聞いている人の心の中にビートが生まれていき、無意識の中でビートを刻んできた結果である。
お酒を飲んでいる人が多い中でGrooveを感じることが多い
Grooveに限らず、音楽とはそもそも宗教的な目的でできたということがあるように酩酊状態だと本能的にリズムに乗ってしまうことはよくある。そのために、お酒を飲むということも逆説的にあるともいえる。
EDMが日本で流行らないのは紙等が違法だからという理由もあるほど密接な関係があるけど、経験前後で意見が大きく変わる類の話であるということは書いておこう。
同様に、みんながGrooveを感じている中だと同調ということもあり、自分もGrooveを感じ易いというのはある。
つまり、大勢がお酒に酔っていて踊り狂っていたなら自分もGrooveを感じ易いということだ。
大勢がお酒に酔うなんてクラブかレイブしかないかもしれないが。
グルーブ問題2018・まとめ
今回の結論では、まず、Grooveは存在し、その正体は本能に揺さぶりをかける超音波であるということ。
ついで、大勢が酔っぱらったクラブ等で安定したDJをし、みんなが大好きであろう人気曲を転換期に投入するとGrooveを感じる人が多くなるというのが結論だ。
もちろんこれは傾向なので、解答ではない。
必ずしも100%正解ではない。
昨日の俺のように、いつもキチガイみたいなマニアしかいないような場所や大勢が音楽好きしかいない場所にいると普通のフロア系をかけてもらっても全くGrooveを感じることができない。
逆もあるかもしれないが、フロア系の曲を普段かけている人が他でDJしたら全く無反応であるというミスマッチも当然考えられる。
これを防ぐには、自分のDJをやる場所やタイミング、イベント内容をしっかりと把握することも重要だし、遊びに行く方もどういうイベントかわかっているといいと思う。
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