DJ Schoolの一環でも、外部のDJさんからの要望にも応えられるように、MixCDの制作講座を開始します。
講座内容
1:Mixを録ろう。
MIXCDを作るにはMixをまずは録音しないとできません。
やり方は様々ですが、大まかに分けて2つの方法があります。
詳細はこちらを参考にしてください。
Mixが完成したら、マスタリングを行い、トラック分けをします。
2:マスタリング
マスタリングとは、そのまま録音した音源の音圧を上げ、音質を向上させる作業のことです。
*参考*
簡易マスタリングサービス
3:トラック分け
音源を作成すると最初は1曲として音源が完成されます。
このままでもOKという人も多いのですが、聞いてくれる方のためにも、また、この曲を聴かせたいと思わせるMixの狙いのためにもトラック分けをしておくほうがいいと思います。
曲の切れ目でトラック分けをする人もいますし、Mixの最中を聴かせるところでトラック分けをする人もいますが、個人的な感想では、ケースバイケースでよく聞こえるほうを採用するのがオススメです。
また、注意事項としてはトラック分けをしてから、マスタリングを行うと結局またトラック分けをしないといけない場合が多く、それに加えて、MixをMixcloudにアップする際に音源が1曲としてアップできずトラック分けした1曲、つまり、Mixの1番しかアップされなかったなどということも出てくるので、マスタリングした音源は、トラック分けしたモノとしていないモノ、さらにmp3で管理しておくことがオススメです。
音源が完成しましたら、CDのジャケットデザインの制作に入ります。
4:CDジャケットデザイン
音源が出来上がっていないウチにCDジャケットのデザインを頼んでしまうと結構困ることがあります。
まず、選曲、トラックリストの変更がある場合です。
これだとデザイナーさんを泣かせることになるので、かならず完成してからオーダーをするようにしましょう。
俺もTomiくんを年中泣かせているので、その経験からです。
また、デザインの修正・変更は基本的に1回までは大体どこのデザイン会社も無料でやってくれますが、それ以上になると有料のケースが多いので追加料金には十分注意しましょう。
俺の最初のこれは結構わがままいっぱいに作ったのでMixCDでは在りえない料金になっています。
無料で配布していたこのジャケットも普通に販売されているCD以上にお金がかかってます。
このようにデザインをお願いする場合は、何かをひとつやってもお金がかかるので、十分注意してやらないと相手にも嫌な気分にさせてしまうケースが往々にしてあるので、注意しましょう。
俺がMixCDのジャケにお金を掛けるのは自分にお金を掛けるのと同じ理由からです。
やっぱり作る以上、ちゃんとしたモノを作りたいなと思うし、それに気に入ったジャケだと持っていて満足感が違うからです。
適当に作られた、例えば、文字だけのあまりセンスの良くないCDだと内容が飛びぬけてないとコレクションしておきたくないような気もしますからね。
それでも何度も聞いてしまうMixCDは異常なんじゃないかなと思います。
CatalistさんのMixCDはコピー用紙で文字だけのMixCDなんですが、100回以上聞いてます。
そういうMixCDを俺も作ってみたいなと思います。
そして、最後は配布です。
5:配布
MixCDを流通させたい人は、版権等の面をクリアする必要があります。
無許可で人に配ったり販売したりすると著作権法で罰せられる場合がありますので、個人で楽しむ範囲でCDを作成・配布してください。
以上がMixCDの制作講座になります。