DJ的な視点からR&Bの魅力について考える – 第3回 –


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今週は結構深いところを検討した結果、R&Bは実は上級者向けのジャンルだったと気が付きました。

・クラブで聴くR&BはMixが中心なので地味でDJの差異がわかりにくい。

DJ的な視点からR&Bの魅力について考える – 第3回 –


ここまで書いて来て、ようやく、DJとしてR&Bの魅力を考えるというステージに立ちます。

クラブミュージック全体に言える魅力ですが、クラブで聴くR&Bというのは一体感があり、一人で聴いていてアガる感覚よりも何倍も増幅される魅力があります。

それこそ、真の意味でR&Bを聴いていて良かったと思うような時間かと思います。

また、一人で聴いている場合、意識して、その曲をセレクトした結果、その曲を聴くケースがほとんどですが、クラブ等の自分の意識外で不意に流れる自分の好きな曲というのは、また別格の良さを感じます。

自分の場合、知っている曲や定盤曲でさえ、他のDJさんがヘビープレイしていたりすると自分ではかけないのに、欲しくなってしまうことがよくあります。

それを買ってもかけないことの方がほとんどなんですが・・・。

また、R&BというジャンルはEDMともSoulともPOPSとも違う、不思議な魅力があります。

どのジャンルもねちっこいのから、サラリと聴けるもの、自分にしか理解されないであろう珍盤までありますが、その微妙なラインが絶妙なのがR&Bだと言っても過言ではないでしょう。

3日間考えた結論ともいえますが、R&Bの真の魅力は、まさにそこで、「どこかに属していながらもそのどことも違う独特さ」。
これにつきると思います。

俺もDJを始めるにあたって、最初はSoulをかけるDJになろうとしていました。
それは、レコードをこんなにたくさん買う予定もなかったということと、MuroさんのDiggin Iceを何百回も聞いていて影響を受けていたからです。

しかしながら、DJをするうえで、Soulは手打ち、生楽器、生演奏が主流なのでDJ自体が難しかったわけです。
俺は独学で誰にも教わっていないので、そういうことを考えた場合、R&Bの電子音はMixしたときにズレないという最大の利点から判断して初心者に最適だと思いました。

SoulやFunkとも違う、電子音の音楽で在りながら、Soulであり、EDMやTechnoとは違うやさしさというか、全ての要素を持ち合わせている、まさにいいとこどりだったりする音楽がR&Bなのです。

それが、現代のように、差異が明確ではない場合、なかなか理解し難く、わかり難いジャンルになってしまったともいえるわけです。

AOR等のジャンルでも、R&Bにはカバーも多いですし、再構成されているような曲も数多く存在します。
そういうところも魅力的です。

R&Bの魅力は何ですか?

この問いをはっきり答えている人や本、記事等は今までみたことがなかったのですが、今からもし、誰かに聞かれたら、こう答えることができます。

R&Bの魅力は、いいとこどりである。
全てのクラブミュージック、Black Music、POPSのいい面を凝縮したのが、R&Bである。

もっと具体的に言うと、SOULっぽさだったり、電子音だったり、Grooveだったりそういう面をやんわりと持っている。
こんなに曖昧なジャンルは、日本人にぴったりだと思います。

そういう良さを言葉で適格に表現するのは難しいのですが、おもてなしジャンル・・・そんなやんわりとしたジャンルではないでしょうか。

そこに世界の音楽好きも気が付いて好きな人が増えているような気がします。

各国の料理を日本風で味付けしているように、いろんなジャンルの要素をR&B風に味付けしたという理解ができる。

そのあいまいさが、初心者にも受け入れられやすい反面、しっかりと理解するには上級者もうならせるほど難しい。

いいかえると、なが~く聞けるともいえますね。

そんなことを考えてみました。

[今日のまとめ] ・R&Bはいいところどりのジャンル。
・初心者でも気軽に聴けて、上級者もうなるほど難解な理解を要する場合もあるジャンル。

それでは、明日もマニアな!

ばいびー。

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Because It’s too long to translate all this sentence.
Maybe,I would write this post someday…

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