こんばんわ。
朝飯、昼飯、LOTMAN!です。
最近、沢山記事を書いていますが、暇ではないです。
忙しいんです!
謎のアピールから飛ばしてますが、Blogを書くって結構ストレス発散になるんですよね、俺の場合。
なぜなら、悪口も書いているから!
人として最低だな。
まさに、それです。
でも、俺もただ言うわけじゃないんです。
そこには、原因があるんですよ、俺なりの。
もちろん、相手にも。
Blogはそんな俺事情の一方的な理由を書くのにちょうどいい。
グーグル先生の評価はだだ下がりだが、そんなのどうでもいい。
という冒頭ですが、今夜はちょっと気になる話を書いておきますので、ご参考まで。
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レコード店で働くということ
先日、こんな話をされました。
「ロトレコでアルバイトさせてもらえませんか?時給はいくらでもいいんで」
あれ?
どこかで見たような話だなとは思いつつも、この手の話は結構多いです。
一番多かったのが、DJ Barをやっていた時期ですね。
むちゃくちゃこの手の話が多かったです。
結論を言えば、俺にはその人たちの人生を背負うだけの器量も無ければ、利益もないし、何かに縛られるのが無理なので、お断りしました。
また、この手の話かと思うのとともに、レコード店で働きたい人に対して、メッセージを書いておこうと思いますので、ご参考まで。
レコード店で働くにはいろんなタイプがあることを知っておくべき
東京レコ屋ヒストリー
レコード店にはさまざまな仕事があります。
大手と個人店しかない中で、どういう仕事をやりたいのか明確にしておくというのも大事ですね。
なので、俺が知っている範囲で書いておきますので、どのレコ屋のどういうポジションで働きたいのかイメージしておくのも重要です。
レジ打ち・品出しの一般的なレコード店の仕事
店内でうろうろしている仕事です。
結構忙しく、ジャケを眺めていたり、音楽を聴いている時間なんてまったくありません。
将来的に上がるスキルはレジ打ちですが、すでにバーコード自動読み取り機、ユニクロ等で実装されているので、もはや不要なスキルになりつつあります。
コミュ障もなおる・・・と言いたいところですが、結構高圧的な人が多いかもしれないですね。
思い出しましたが、店内にいると、有名なDJさんやアーティストさんが、話かけてきてくれたり、仲間とのコミュニケーションでプラスに働く効果があったり、自分のMIXCDを一番いい場所に飾って売上を上げることができると聞きました。
この特典があるから、薄給でも辞められないと言っていたDJもいましたね。
それだけの魅力があるのでしょうね。
オンラインレコードショップの事務
レコードの情報入力、写真撮影、梱包、発送対応等です。
こちらはジャケ確認するので、レコードを学ぶ時間はあるかもしれないですね。
また、ECサイトですので、他業種に行ったとしてもつぶしは効く可能性があります。
独立するにしても、ゼロからスタートではないし、このご時世、ネットショップやらないわけにはいかないので、自分のお店を持ちたい人にはいいかもしれませんね。
アーティストと交渉して新人発掘したり、過去の作品を再発する等をレコード店から独占販売で出す版権関係の仕事
前述した二つの業務は周知されてますし、イメージもつきやすいのですが、特殊能力がある人には、新人発掘させ、日本デビューさせたり、過去の作品を再発させる仕事があります。
何人かこの仕事をやっている方を知っていますが、どなたも音楽にめちゃくちゃ詳しく、特殊能力があるんだなと思いましたね。
この仕事で独立することも十分可能だし、他人のふんどしで飯も食えるうえ、場所も限られないことを考えると最高だなと思います。
レコード店ならではの経理の仕事
バックオフィスがしっかりしているところは経営も強いということで、突如必要になる現金周りの管理をする仕事です。
お給金もレジ打ちとは比べ物にならないほどいいところも多く、スキルも転職時に記載できるケースも多いです。
最近では子会社化されているレコード店もあるので、連結決算等で大変そうですが、将来性もあるのでいいかもしれませんね。
イベントの企画運営をするレコード店の仕事
最近らしい営業スタイルだなと思うのは、過去、自分も出たことのある「レコードマーケット」やイベント企画での物販ですね。
こういうイベントを有名なアーティストさんに呼び掛けて、手数料をもらうレコード店もありました。
そういう仕事をやっている人もいますので、企画運営が得意な方におすすめです。
これは自分で企画し、集客から集金まで運営するので、やりがいがあるのとともに、一生使えるスキルだと思います。
ただ、リスクも大きい割に、利益がほとんど出ないケースも多いので、ハードルは高いですね。
以上、ざっとレコード店のお仕事を説明しました。
レコード店で働くということのメリットデメリット
何の仕事でもそうですけど、メリット・デメリットがあります。
自分がやってきた、特に最初の10年に関して考えてみると、まったく参考にならないので、よく愚痴を聞かされたクソDJの証言をもとに再構成してみます。
レコード店で働くということのメリット
・自分のMIXCDを店のいい場所に陣取って販売することができる
・自分の持っているレコードの査定を高く評価し、高く売ることができる
・仲間が来たら数%割引して販売できるので、仲間に恩を売れる
・レコード店で正社員として勤務していることでバックができる(後ろ盾があるように見せかけられる)
・他人のMIXCDをずっと聞いてられるので良い曲の勉強になる
・遊んでいるような感覚で仕事ができる
・音楽の事を多く考えられる
俺がいつも聞いていたレコ屋で働くことのメリットは、かける分だとこんな感じだったな。
レコード店で働くということのデメリット
・とにかく、給料が安い
・サービス残業も多い
・売ったレコードをやっぱり売らないと言い出すクズがいて仕事が評価されなかったことがあったらしい
印象的なのはとにかく、薄給であるということですかねー。
これは個人差あるような気もしますが、特殊な仕事以外、アルバイトでも済むなら、安くはなってしまう気がしますね。
ただ、それ以上に、メリットの方がデカいんですね。
一生涯70歳までレコード店で働くだけの覚悟があるかどうかって超大事、超重要
レコード店で働くことに対し、俺は否定的なポジションから入りましたが、今では好意的なポジションにかわっています。
お金も大事ですが、それ以上に、「やってる感」があるのかなと思います。
それは、「レコードが好きな人として知られているとみなされる」から、なのかもしれないし、「自分が好きなものに囲まれて生活している」からなのかもしれませんが、他の職業を選択しないうちに、レコード店で働くというのは、結構なリスクがあるとともに、覚悟が大事かなと思いました。
今の時代、70歳まで普通は働く必要があると思いますけど、70歳までレコード屋でアルバイトできるのかって考えると難しい気もしますね。
個人店なら、自分の好きなようにできるけど、70歳で偉そうなことだけ言って、20代よりも体力がないだろうし、流行りも大きく変化していって適正な評価できるのか不明だし、それ以上にIT関係強くなかったら、機器とか使いこなせないんじゃないのかな。
今から将来の不安について考えても無駄ですけど、他の仕事で稼いで、人生に疲れた40代・50代でシフトチェンジして、レコード屋とか開いたり、アルバイトしたりする方がいいのかなーと思いますね。
これが逆だと、30代ならまだギリギリセーフかもしれないけど、40代では結構アウトだし、50代になってからでは一般職は難しい気がします。
レジ打ちだけはできると言われても、そういう時代じゃなくなってるし、例えば、DJとして50代で目が出たとしても、DJのギャラも海を超えるクラスじゃないとほぼほぼ薄給ですからねー。
逆の方がやっぱり気分的には楽そうな気がしますね。
あと、レコード店の人は音楽をやっているだけあって、変わっている人も多いかもしれませんね。
若いころは、変わっている=変人=カッコイイ=尖っている等のイメージがありましたが、ある程度の年齢がくると、どうも、そういうのは、「面倒くさい」という感じになりがちなので、そういうのもリスクかもしれないですね。
ただ、レコードの話や音楽の話を聞かれて、お客様とやり取りしたりするのは、本当に楽しい時間です。
お金云々で、やっぱり好きだから続けられている人も多いのではないでしょうか。
昔やっていたバイトで、某大手経験の正社員の人の話を聞いたことがありますが、
「給料が安すぎて生活できないから、転職してきました」
と、時給1100円のアルバイト先で挨拶したときに言ってましたね。
やっぱり、音楽好きなだけでは限界があるのかもしれません。
レコード店で働くということ・まとめ
輸入レコード商売往来 (就職しないで生きるには 4)
参考になったものもあれば、ならないものもあるかもしれないですが、俺の持っている情報を書いてみました。
個人店でも似たような感じじゃないかな。
儲かっている、儲かっていないは、個人店では大きく変わってくると思うし、それこそが個人店のカラーにもつながっていると思います。
俺も今後引き続き適当に、超適当に継続していく所存ですが、やっていて、楽しいのは間違いないです。
ロトレコの場合、ほとんど他人と関わらなくていいというのが最高です。
完全に自分中心で生きているため、そこが最高。
今後も俺のために、努力していきますが、それでも楽しくかかわってくれる人がいれば尚、最高ですね。
というわけでして、明日もイキっていこうぜ!!
ばいびー。
*このブログは隔日の22時22分前後に更新予定です。
たまにミスりますが、ご容赦下さい。
*出版物*
Black History: 2020年4月号
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