結局売れているのは再発とブートで純粋な新譜ではないという話


こんばんわー。
今日は、ちょっとリブログなんぞをしてみたので、もう一本書いておきます。

だってねぇ、これから、

結局売れているのは再発とブートで純粋な新譜ではないという話

を書くのに、俺が記事の再発したまんまで、どーすんのって話ですよね。

そんな感じではありますが、サクッといきましょう!

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結局売れているのは再発とブートで純粋な新譜ではないという話


先ほど、Twitterでも出回っているニュースですが、こんな記事を読みましたので、今夜はこちらの話題です。

*参考*後で読んでね!
ビートルズの「アビイ・ロード」50年ぶり英音楽チャートで1位
出典:NHK

この手の話は結構記事にもしてますし、HPでも書いてます。
また、他のレコード屋でも言われているので、またかと思う人もいるかもしれませんが、そんなことは知らないという初心者の方のために、一本書きますね。

ビートルズの「アビイ・ロード」50年ぶり英音楽チャートで1位という話の裏側にあるもの


俺は別にビートルズが好きなわけじゃないけど、まったく聞かないわけでもない。
その理由は、カヴァーやR&Bバージョンといったものが出回るので、必然的に、彼らの曲も聞く。

同時に、いいなと思う曲や有名な曲に関しては、大体1回くらい検索していることが多いので、なんとなく情報を得ていることが多い。
一種の職業病なのかもしれない。

で、問題は、「ビートルズの「アビイ・ロード」50年ぶり英音楽チャートで1位」ということなのだが、50年前の曲が今更リバイバルするには理由があるわけで、それを仕掛けているのも当然、当時の広告塔の人だったりするわけだ。

こういう傾向は日本でも普通にあるし、今現在、昔のカバーをネタにしたり、アーティストから版権を買い取って再発しているディストリビューターだ。

AVEXやUNIVERSAL周りにも多い彼らだが、音楽が好きな人やわかってる人からは当然煙たがられていることが多い。

今の曲を真剣にはやらせたりしたほうが健全だと思うけど、今の若者は新譜を聞いている人はあまりいないようだ。

*参考*後で読んでね!
Yahoo News でも音楽離れに警鐘を鳴らした記事がアップされていた件について

2年前に書いた記事だが、かなりの人に読まれている。
それから今を鑑みると、より一層、この傾向がつよいと思う。

例えば、RAPを聴く人でもいいのだが、誰かと同じ曲でウェイというよりも、自分しか知らないんじゃないかと思うような曲を知ってる人と少数でウェイのほうがカッコ良いと思う若い人が増えているような気がする。

カッコイイということ自体が、もうすでに論外な形容なのだが。

若者の音楽離れが酷い理由は、個性というオリジナリティを探しているから


我々の多くは、会社や学校で、他人と同じでないとマイナス評価を受けてしまう人が大半だと思う。
俺自体もサラリーマンをやるうえでは、少なくとも同じ方向を見ていなければならなかった。

こういう傾向が強くなればなるほど、反対派の人が増えてくる。

社会は波のように、個性的なほうがいいと思っている人とみんなと同じほうが安心するという人の割合が行ったり来たりしている。

大体10年スパンといわれているが、我々中高年でも40代前半と後半では大きく価値観が違う。

それが世代と言われるものだし、価値観の狭い人だと相手との年齢差が3年離れただけで話が合わないことがある。
同時に、同級生でも見かけも話の内容も変わってきてしまうこともある。

こんな話を書くのは、長引く不況を生きてきて見えないプレッシャーがあった世代が大人になっている証拠であるとも思えるのだが、しばらくの間は、自由を求めて、個性を求めてオリジナリティを探す人、カッコイイと感じる人が多いだろう。

そして、その差による歪はどこかで回収される可能性もあるし、突き抜けてしまう可能性もあるので、どちらがいいとかは言えない。

ただ、10年後、20年後の結果が、それに起因されると思われる。

俺の世代は就職氷河期で、高学歴プアなんというものがあったし、そのあとは、8050問題が来ている。

悲惨な中高年だ。

だが、そこで、「僕にはまったく関係の無い話ですよ、ニコッ」とできる人は、転職も簡単なんじゃないかなと思う。

大分話がそれてしまったが、若い人が、より個性的な何かを求めているというのは、自分の中の変身願望もあるし、そこに自我があるんじゃないかなと思う。

今から5年前は今のようなフリーランス志望の人は全然いなくて、むしろ、公務員希望の人が多かった。
20年前の俺の時代は、公務員なんてやりたい人は少なかったような気がするが、大企業に入りたかった人や外資志望が多かった気がする。

何の話かさっぱりわからないかもしれないが、こういう文化的なものも社会的な価値観の中で大きく変化しているので、影響を受けているのではないだろうかという話を書きたかったようだ。

大衆向けは再発を、個性派にはプレミアを売るのが正解



結局、ビートルズが売れたのは、大手企業の策略がうまくいったからで、新譜が売れているのかというとかなり疑問だ。

昔から、大手は大衆物を販売し、お金の力で販売していくし、小さな企業はニッチ産業を探し、プレミアをつけて売っている。

これは音楽も同じだ。

RAPのイベントは入場料7000円とか1万円とかでも売れていくようだ。

我がR&Bはどうだろうか。

SWVやMariahなどのアーティストはまだまだプレミアがついているが、クラブイベントでは3000円を超えるのも難しい。

話を戻すが、こういう傾向をレコード屋の視点、コレクターの視点からみると、正直、再発やブートはゴミにしかならないということを過去の経験から学んでいる。

ところが、今では、某大手レコード店が勝手に出したブートレグの山がお宝になっている。

外国人が欲しがっているのだ。

今売れている極少数の新譜もきっと大きく値上がりしていくと思うが、大衆向けに大量に作られたただの再発はゴミになってしまうだろう。

そこが面白い。

結局売れているのは再発とブートで純粋な新譜ではないという話・まとめ



散文のまま、失礼させていただくが、新譜はもはやアングラであるといってもいい。
新譜は無料で聞くというスタンスが世界のスタンダードだし、そこにお金をつぎ込むのは、ファンという新しい宗教的な何かがないと難しいだろう。

曲は無料だけれど、会える、一体化できる、触れ合える、ファンとしての証拠のようなものを有形化したのが、CDやレコードになると思う。
ファンとしてのパスポートのようなものになるかもな、っておい、これ、昔と同じだねw

ただ、そういうものだと割り切っていければ、より多くのアーティストが今よりもずっと楽に、お金を稼ぐことができるようになるし、大衆向けの何かがどうなったという今のニュースが出回っていても、「俺らには何の関係もない」というスタンスでやっていけると思う。

メジャーとマイナーの乖離が大きくなればなるほど、お互いに楽になると思うし、そういう時代がくればいいなと思う。

その時、DJのおかれる環境も大きく変化するような気がするな。

どうでしょうか?
あなたは、どう思いますか?

というわけですので、おやすみなさい。
ばいびー。

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