犬も歩けば棒に当たるじゃないけど、DJも出歩くべき


こんばんわー。
令和になりましたね。

令和初投稿です。
いろいろ自分の事をやっていてGWが終わっていく感じがかなり辛いですね。

しかしながら、先日書いたように、4月29日に先輩と恵比寿Sureeに行ってきましたので、その時に感じた話を書きたいと思います。

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犬も歩けば棒に当たるじゃないけど、DJも出歩くべき



*画像はいぬではなく、ワニですが・・・

先日パイセンと一緒にDJ練習に恵比寿Sureeに行ってきました。
月曜日は、フリーブースということで、DJブースを解放しているようで、初心者DJさん達と一緒にDJをやってきました。

俺のLOGも軽く書いておけば、その日に7Inchのまだアップしていないレコードを50枚位もっていったので、どれをかけようかなとかやっている内に曲が終わりそうになること2回ほどあり、散々なゆるすぎるDJLOGになりました。

7インチは考えている時間が本当に短いので、要注意だなとひさびさ思ったのと、セッティングがしっかりしていないとピッチ合わせるときも大変だなという話です。
まぁ、そんな感じでしたが、終わったら3人位のおじさんに声をかけてもらえて、なんだかうれしかったです。

そんな感じですが、今日はその話ではなく、いつも書いている「DJは人間力」って話を少し書いておきたいと思います。

DJは人間力



過去にもいろんなDJに出会ってきたし、これからもいろいろなDJに出会うのだろう。

そんな中でかなり強烈な個性、と言えば聞こえがいいが、常識が他の人とは違うステージにいる方々にもあっている。
次回、R-Izmicalというイベントが10周年を迎えるのだが、そこで、10周年を記念して、「ワースト ゲスト DJ」というコーナーを設けるらしい。

そういう大賞に選ばれるようなDJですら、大箱でDJしていたり、ゲストで呼ばれるので、この掲題の意味はあるのかとすら言える。
蓼食う虫も好き好きと言ったもので、そういうDJの周りはそういうDJでかたまるのが普通なので、この話がこちらではワーストでもあちらがわではベストであることは普通にある。

なぜなら、それこそが常識が違うという話だから。
なので、それを念頭において話をしていく必要がある。

立ち回りが上手い人ほどコネは作り易い


ざっくりと書いてしまうが、「上手くやれる」というのは、上手い立ち回りが必要である。
たとえば、自分を必要以上に大きく見せるのも技術だと思うし、キライな相手でもお金や仕事をくれるなら媚びを売る必要もあるだろう。

まさにそんなことが仕事としてのDJでは必要だ。

DJはプロダクションやレーベルに所属しない限り、個人事業主になるので、自分で営業しなければ仕事はやってこない。
DJというのは遊びであるイメージが非常に強いので、プロ意識をどこにもっていくのかというのは難しい。

正直、俺個人の話だとお金をもらえる以上、DJプレイだけではなく、集客力もコミュ力も必要だと思う。
ここで難しいのは、集客には2つの要素があるので、後でもう少し深く書いてもいい話だが、

「集客の要素」
・イベントにお客さん(友人・知人)を呼べる
・集客をキープできる

意外に、2番目の集客をキープするというのは語られていないことが多い。
まともに書くと1記事になるので後日書いておくが、こういう意識が一つひとつ積みあがっていかないと、プロにはなれない。

例えば、駄菓子屋や飲み屋をやりたいと急に思い立って、始めても上手くいかないことが多い。
お金をかけて、やってもダメだと心が折れる。

でも、よくよく考えると、そりゃ、準備がしっかりできていなければ、上手くいかないだろう。
段取り八分とはすべての業界で言われることだが、DJも同じだ。

大勢に好かれるには、コミュ力が必要だが、少数に強烈に支持されるには個性が必要というジレンマ


多くのDJは、先に書いたように多くの人に支持されることを考えている人が多い。
つまり、DJで人気が出るために、リクエスト等をこなしたり、流行の曲をかけたりして、多くの人に音楽を届けようとしている。
これはDJでお客さんとコミュニケーションしているとも取れる。

同時に、実際に、フロアやDJをしていない時間にどうやって自分を売り込むのか考えて行動している人はほとんどいない。
DJを職業でやっていこうと思っているなら、1回のDJで1人は自分のプレイを良かったと言ってくれる人がいて、さらに次回もDJやる時に来てくれるという人が増えていかないとなかなか難しいだろう。

お店で言えばリピーターに相当するが、DJなら、ファンになると思う。

逆に、ヘイタ―ではないが、別に多くの人の支持は必要無い、むしろ、0で良いと思っているDJもいる。
俺もこちらにどちらかと言えば該当してしまう、残念さはあるが、これもこれでかなり大変だ。

なぜなら、大勢に好かれるには自分の個性を限りなく減らしていくのに対し、こちらは強烈に自分の個性を磨き続ける必要があるからだ。

結局、この2つは分水嶺を超えてしまえば、同じ方向に向かっていくというか、結局、人気者になっているという話になるのだが、そこに行きつくにはかなりの研鑽が必要だろう。

DJでやっていきたいなら、コネ作りが必要



DJでやっていこうと思うなら、家でDJしていてもなかなか稼げるようにはならないだろう。
MIXCDでも作って、こそこそ小銭を稼ぐことはできるようになるかもしれないが、未だに、DJは現場主義という面は否めないので、自分のDJスタイルに、生き方に全振りできる人以外は、どうしても、どちらも必要になってくる。

そして、前述したが、自分を支持してくれる人がいないなら、DJとしてやっていくのはかなり難しい。
なぜなら、お客さんが来ない商店だからだ。

DJをやると告知して、1人も来ないというのは、お店を開いてお客さんが0人という意味だ。
DJは週末にイベントに参加することが多い。

逆に言ってしまえば、週末しか、お金を稼ぐ機会が無いという話だ。
土日出られるようになって、8から10回しかない。

1回1万円もらえたとして精々10万にしかならない。
これじゃ、食えないよ。笑

なので、俺が以前書いたように、生活費を切り詰めるか、バイトをしてどうにかやり過ごすわけだが、本気でDJで食っていくなら、これをリアル、つまり当たり前だと考えて、そして、どうやったらお金が増えるか考えていかないといけない。

そこで出てくるのが、パトロンとなってくれる人だろう。
常連さんはもちろん、それ以上に大枚を叩いてくれる存在だ。

個人のイベントでは1回1万円程度でもなかなかお金を出すのも大変だし、もらうのも大変だが、大きいなイベントや企業案件等では1回で数万から数十万というお金がもらえる。
そういう案件を拾っていかないと稼ぐのは難しい。

良く居るのは、女に食わしてもらっているというDJも、実は、これにあたるというか、パパ(パトロンのことだが)、ママって話になるのだろう。
俺の昔の友人も、彼女の事をママって呼んでお小遣いをもらっていた某K氏という人物がいるが、こういうお金にかぎらず、多くの人に支えられて始めて、どうにかなるものだということを認識しないといけない。

もちろん、言うまでも無く、ブロガーや芸能人等も同じだと思う。

人間力が高いとコネは向こうからやってくる



さて、ここまでは基本のキ、キチガイのキについて話をしたわけだが、今回の記事で書きたいのは、ここからだ。

先日一緒だった、パイセンは、「人柄でプロDJになる道をプロDJから支持され始めた」ということを書いておきたい。
そして、同時にこれらを認識してほしいと思う。

DJは意外に簡単にスキルは磨けるかもしれないが、人柄を磨くのは指南の業


パイセンと話をしていて、俺がいつもブログで書いている話をした。
それが、「DJは意外に簡単にスキルは磨けるかもしれないが、人柄を磨くのは指南の業」ということ。

DJのスキルは毎日一生懸命練習すればある程度は上手くなる。
そして、今お金をもらえているDJの多くは、異常に上手いDJは極々わずかだ。

DJ以蔵君とかそういうレベルのDJがそんなに何人もいるわけじゃないし、こういういい方をすると問題があるが、Disco系のDJさんや大箱でDJしている人ですら、まともにMIXできていないDJでもお金はもらえているのは実情だ。

そこに不公平さを感じて、裏で陰口をたたく人も多いし、そんなクソな話は毎日のようにいろいろな場面で遭遇する。
そして陰口叩く人の多くは、「スキル以上に人間性、人柄が重要である」という話を認識できていない。

なので、「俺の方が上手いのに、結局、コネかよ」と言いだす。

もっと違う話をかけば、美人やイケメンがより重宝されるのは、これとは別のベクトルで利用できるスキルとしてみなされているからである。
DJですら外見がいい方がいいに決まっているし、それでいてコミュ力あれば上を狙えるといえるだろう。

その話の延長で、一時期、ホストが曲を出して買わせるみたいな、金で売り上げ上げて知名度を上げる作戦が流行った時期があったが、残念な事にDJの世界では貧乏なDJが多いから、そういう話にもなれなかったのだろう。

金があってDJで知名度を上げたいなら、MIXCDでも作ってひたすら広告したり、大手に卸して、自分が全買いしたりするくらいやってもいいだろう。
ちなみに、実際に会った話で、00年代に売れたDJですら自分のMIXCDを沢山自分や彼女、そして友人親戚に頼んで買ってもらって売上を上げたという話がある。

今でもその人はゲストでDJしているけど、そういう努力の上で今の地位を確立したのだから、手取り10万代でも今の会社もなかなか辞められないのは理解できるよな。

DJとしてやっていきたいなら、人間性を磨くべき


すげー長くなってきたが、DJとしてやっていこうと思うなら、腰を低くして、機会をひたすら待つしかないし、売れたり有名になった時にさらに自重できるかどうかって大事だと思う。

そもそも、どうしょうもない話を書いてしまうが、売れるかどうかってその人のそもそもの環境で決まることがほとんどなんだよな。
先輩や後輩に大物がいたり、親が芸能人だったりすれば、何もしなくとも売れていく。

そうじゃない人は、そういう人に気に入られるのがやっぱり大事だなと思うし、それをDJとしての仕事だと思えないと食えなくなるのもわかるよ。
俺が知っているDJで飯を食っている人は、例外なく、こうだよ。

実は人柄こそが最強の資質であるという話は中国の歴史書でも同じ話をしている件


長く書いているのでサクッとかくが、俺は中国の歴史書や小説が好きで子供の頃からよく読んでいるのだが、中国で人気ある話の多くを、王道を集約すると、「コジキもしくは王族でも何かがあって貧乏な幼少期→辛い少年期ながらも性格良く育つ→師匠との出会い→神様のような人との出会い→金持ちとの出会い→結果、権力・お金・カンフーを手に入れる」というどうしょうもない話がほぼほぼ9割だ。

俺は学校を卒業してから、これに気が付いて、人生を大分損したなと感じだのだが、この流れでいいたいことは、「どんな幼少期でも辛いことがあっても性格よく過ごすこと」という無理難題を提示している点だ。

これが出来れば「どんな師匠でも、ある程度の基本スキルさえ学べば、いい出会いが会ったときに大幅に伸びていく」ということだろう。

例えば、俺は今40歳で、昔は30歳でDJをやっているなんて馬鹿野郎になっているとは思いもしなかった。
これは何度か書いているので、見たことがある人もいるかもしれないが、20代に30歳のDJを見て、「この人はちゃんとした人生を送る気が無いのかな」という気持ちすらあった。

だが、実際に今40歳でDJをしている人は多くいるし、50歳でプロDJなんて沢山いることにも気が付けた。
それは俺が単に世間知らずで自分の世界観の中にだけ生きていた証拠だったし、逆に、あの時考えていたことの多くが今思えば、間違っていたと感じることも多い。

こういうことは多くのDJにもあるのではないかと思うので、DJで起きたことを他の事象に当てはめたり、他の事象で起きたことをDJに置き換えて考え直すという習慣は身に着けたほうがいいと思う。

DJも出歩けばコネにあたる



こんなに長く書くつもりは無かったが、「40歳でも50歳でも、プロDJとしてやっていける機会は落ちている」という話を書きたかったんだが、伝わったであろうか。

「スキル+知識」は在ればある方がいい。
でも、それだけでは、プロで食っていくには足りない。

その不十分な何かは、コネ・人柄・経験という物かもしれないし、究極、出会いなんじゃないだろうかということを思ったので書いておこうと思う。

人と人の出会いは、ある意味、必然に起きるし、それを偶然と呼ぶかもしれないが、家に居てドラゴンボールGTを見ているだけだとダメなんだなーと遠い目をして先輩の話を聞いていました。

俺のこの話を読んで、あなたはどう思いましたか?

別にプロDJなんかやりたいくないよ、と言い捨てるのは簡単ですが、DJを趣味でもやっている以上、もっと上に上がっていきたいと思うのは、言い換えれば、棚ぼた式に面白いことが起きたらいいなと思うのは、普通ではないでしょうか。

悟空もサイヤ人ということで能力自体はあったのかもしれませんが、クリリンと互角だったり、天津飯にも負けてるレベルだったしな。
それがいろいろな出会いで強くなったことを考えると、中国の歴史書の話はどのお話でも通用する教訓かもしれないなということで、今夜は酒でも飲みます。

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