Horikiri Dope / Pushin’ ‘Dope’ Mix


おはようございます。
かなり久々な話ですが、HorikiriDopeから急遽連絡があり、急遽MixCDを展開するという話が出て、突貫で販売開始となりましたので、事後とはなりましたがご報告致します。

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Horikiri Dope / Pushin’ ‘Dope’ Mix


HorikiriDopeと会うのは2022年の8月までやっていたStreet Flava以来となる。

コロナ禍と言うより俺のサラリーマン都合で精神的疲れてしまい、DJまでやる余裕が無かったのが原因だ。

どうだろうか、本当にそうなのだろうか、という事も当然考える。
しかしながら、その話については今回の話とはズレてしまうので今後機会があれば考察したい。

そんなこんなで久々のHorikiriDopeであった。

Horikiri Dope / Pushin’ ‘Dope’ Mixの意図するもの

HORIKIRIDOPEによるMixCDである。
ジャケ、パッケージはkenny dope PUSHIN’ “DOPE” EPのオマージュであり、パクりではない。
あくまでリスペクトによるもの。
ジャケに印刷ではなくステッカーを貼り付けたのはこだわりである。

製作期間1年半、シリーズでvol3まで作る予定である。

内容はタイトルの通りネタをmixしたもの。
レコード はオリジナル盤のHipHopのネタをmixしたものではあるが、ソウル、ファンク、ジャズ、レアグルーブ好きな人、音楽好きな人にも充分に楽しめる内容であり、ぜひとも、幅広く聴いて欲しいという想いをmixにしたためた。

定価はネタだけに420円で当然、利益は無い。
HipHop文化に貢献したい。

以上、HorikiriDopeによるコメント抜粋。

Pushin’ ‘DOPE’ Mix Track List

今回のトラックリストは以下の通り。

Track List

1. Julie Driscoll and Brian Auger and the Trinity “Light My Fire”
2. Motherlode “Soft Shell”
3. Jorge Dalto “I’ve Got You on My Mind”
4. Quincy Jones feat. Valerie Simpson “Summer in the City”
5. Roy Ayers Ubiquity “We Live in Brooklyn, Baby”
6. Heatwave “The Star of a Story”
7. Donald Byrd “Wind Parade”
8. Grover Washington, Jr. “Hydra”
9. Ronnie Laws “Tidal Wave”
10. Barry White “Playing Your Game, Baby”
11. Grover Washington Jr “Just the Two of Us”
12. The Crusaders “Merry-Go-Round”
13. Grover Washington, Jr “Black Frost”
14. Joe Cocker “Woman to Woman”
15. Leon Haywood “I Want’a Do Something Freaky to You”
16. Gwen McCrae “90% of Me Is You”
17. The Fatback Band “Gotta Learn How to Dance”
18. The Charmels “As Long as I’ve Got You”
19. O.V. Wright “Let’s Straighten It Out”
20. Roy Ayers Ubiquity “The Memory”
21. Donald Byrd “Think Twice”
22. Johnny Hammond “Gambler’s Life”
23. Johnny Hammond “Star Borne”
24. Eddie Kendricks “Girl You Need a Change of Mind”
25. The Meters “Same Old Thing”
26. Ernie Hines “Our Generation”

Pushin’ ‘DOPE’ Mix 補足または蛇足

HorikiriDopeのやりたかった内容については前述した通りだが、そんなにダラダラと詳しい話はしないヤツなので、なかなか真意というのは難しいかもしれないが、製作物というものは、時に独り立ちし、独りであっちこっちに行ってしまうものなのである。

サラリーマンで言う報告書や書類のようなもので、本来の意味を超えていく。

そんな存在なので無責任な言い方をすれば、勝手に解釈してくださいねということもある。

HorikiriDopeについては、ロトレコ関係者、ロトレコ利用者の方々には最早説明不要かと思うが、一部ライト層というのかな、大多数の初心者層というのかわからないが、昨日今日レコードを買い始めた方には馴染みが薄い可能性があると思うので説明しておこう。

HorikiriDopeはコロナ禍真っ只中、2021年6月突如現れ、ロトレコ オンリー販売となるI Like It Megamix 7Inchで話題を攫い、同年12月にもI Know You Got A Soul 7Inch Remixを発表し、これがまた各方面で話題となった。
世界のスーパースターDJもプレイするなどし、I Like Itは3万円超となったほど人気となった。

国内外のレコードコレクターのみならず、DJ諸氏にも高評価を得て、次の作品が待たれている大人気Remixer/DJである。

以上が簡単なHorikiriDopeのプロフィールだ。
それ以上の情報もあるが、情報制限されているので、俺の口からは言うことはできない。

HorikiriDopeのHorikiriは葛飾区の堀切、堀切菖蒲園の堀切に由良する。
足立区同様かなりゲットーなエリアではあるが、HorikiriDopeからは育ちの良さが感じられる。

さて、本作は当然野村も確認しているが、ネタものとの通り、歌が入るソウルなどが多く、R&B好きにも充分満足頂ける内容となっている。

また、ここだけのハナシではあるが、実はこのネタMixを配布するには次のリリースが関係しているらしい。
多くを語らないHorikiriDopeから、キャバクラ、フィリピンパブで鍛えた野村の話術をもってしてもこの程度のハナシを聞くのがやっとであった。

そもそもHorikiriDopeは寡黙な男、無駄なハナシはしないという高倉さんかよ!というスタイルなので根掘り葉掘り聴くのは難しいのだ。

そんな彼のキャラクターではあるが、どうにか、次回作の仕込みが終わっているらしく、新たな7インチシリーズも出そうなハナシだった。

どのようなスタイルになるのかは現時点では不明だが、この3本のMixCDを起点に制作されるのは間違いないだろう。

つまり、このMixCDを勉強し、彼の新作7インチをゲットし、そして再度確認する。
また、HorikiriDopeのDJを聞きに行って、それらとの差異を確認する。

こんな楽しみ方が何度も味わえる内容となっているのだ。

我々DJは沢山のMixを作るかもしれない。
それは自身のブランディングの為だったり、集客や認知度アップの為だったりするわけだが、作品を通して自分を、自分のDJを知ってもらう為、また、自分の作品をより深く理解してもらうまたは楽しんでもらうために、壮大なる計画を持ち、実際に行動するDJはなかなかいない。

俺が知る中では、数人しかいない。
また、最後まで完結させた人もほとんどいないので、ぜひ、シリーズ完結までやり切って欲しい。

応援させて頂きたいと思う。
そんな思いだった。

我々の周りには、またはこれを読んでる人の周りには埋もれてしまっているらDJなどが沢山いるだろう。

そんな燻っているDJたち、おぢDJsともいうべき人達がまたDJ活動をしているのを見る。

インスタやスレッド、XなとでDJやレコードコレクションの楽しさを再発見しているのが散見される。

実に良い光景だと思う。

BDのようなイキりや過大エンタメで無ければ復活や復帰は大歓迎だし、楽しみが増える。

俺もDJ頑張ろうと思えるんだよな。
他人が頑張ってるから自分も頑張ろうとか凄くダサいと思うし、別にそんなことを気にしてる歳でもないんだけれど、無意識に染みついたもの、刷り込まれたものなのだろうね、DJの面白さがDJをやりたいと思うような気持ちにさせてくれるのだ。

それと同時に自分の限界を超えていける気がするんだよな。パワーを与えてくれるみたいな。

そんなことを考えながら聞いたMixだった。

偉大なる先輩DJsを超えていく所存

この記事も事後報告なれば、HorikiriDopeと飲んだのも事後報告で、実は、赤羽にて軽く飲んで会話してきた。

おぢ二人で。

場所はやきとん大王に2時間、その後、デニーズで1時間程度。

その時になんとなく、「今の日本だと新しいスターDJがいないし、それを伝承させたり、引き継いでいくDJがいないなどから始まり、所謂、DJの弟子や後継者を育てなかった、育たなかった、埋もれていくDJなどへと話が広がった。

そんなことを聞きながら思うのは、ただただ先人の偉大さのみである。

つまりは先人は偉業を成し遂げていて、俺らは偉業を成し遂げていない。

偉業とは色々あるだろう。
最初に地元にHiphopを持ち込んだことからクラブ作った、DJとして生活ができること、はたまた、芸能人になったなどまで。

程度の差こそあれ、先人には最大のリスペクトを払うべきであり、その内容は理解されるべきだと思う。

DJ不況の中、ずっとやり続けてきたDJが昨今活躍しているのを見聞きする。

それは才能も当然あるとは思うがタイミングと努力の結果だと思う。

それを含めて、俺のような結果もロクに出せてないDJはその先へと辿り着かねばならない。

それが例え趣味DJだと割り切っているとしても、そんな責務があるような気がする。

もちろん、DJ自体も楽しくやらなければ意味がないと思うし、時にはストイックに技術を磨くこともあるだろう。

そういう緩急含めて何かを担っている、そんな気がした。

だからこそ、真剣にDJに向き合えるのかもしれないね。

Horikiri Dope / Pushin’ ‘Dope’ Mix まとめ

思いの外、長くなってしまったが色々な事、色々な話を考えて製作物が出来上がるし、解釈はそれぞれのリスナーに委ねられるわけだが、真意というのは製作者に聞かないとわからないので聞いて来たわけだ。

HorikiriDopeはStreetFlavaをやたらと気に入ってやたらと褒めていた。

来年、余裕があればまたイベントも再開したいなとは思う。
ただ、なかなか重い腰が上がらない。
ヤル気も上がったり下がったりなのだ。

もっとしっかり休む必要があるのかも知らない。
なかなか目覚めない。

そういう年齢なのかもしれないな。
だもんで、先の方はあまり考えず、今やることに注力したいと思う。

仕事の方は他方から社畜エネルギーを注入され、目が覚めた、覚めてしまった。

俺なんぞが自営業やってても無駄!くらいの精神的苦行を経た。
秒でサラリーマンに戻った方がいい気持ちになった。

というわけでして、明日もマニアな!

ばいびー。

*このブログは隔日の22時22分前後に更新予定です。
たまにミスりますが、ご容赦下さい。

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