レコードコレクションにおけるレアという意味の変化の流れを思い出してみた。


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昨日の内容は、レコード好きには当たり前のような内容でしたが、これからレコードを趣味で集めていこうという人には、少し難しかったかもしれません。
いつも言っているように、「レコードは楽しくコレクションするのが一番」です。

そのお手伝いをできればなと思っていますので、あえて、先日の質問に対する昨日のような記事を書いてみたわけです。
昨日書いたような記事の知識があれば、まだ知らない良盤をGetできる可能性が高くなります。

レコード好きな方の多くも、昨日書いた記事のようなことをしている人も多いと思います。
・プロデューサー買い
・レーベル買い

ただジャケ買いするよりも、高確率でいい盤をGetできるようになるのではないでしょうか。
そういう買い方を初心者の方に伝えることは、非常に有意義な話だと思いましたので、記事にした次第です。

さて、昨日のブログを読んだ同じ初心者の方から、また次の質問が出てますので、それについても考えてみたいと思います。

*参考*
レコードを買うのに知識は必要なの?という質問に答えてみた。

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レコードコレクションにおけるレアという意味の変化の流れ

変化の流れ・・・つまり変遷ということですね。
レアには流行がありますよ!っていう意味です。
今日はこの変遷を深堀して考えていきますので、どうぞよろしくお願い致します。

日本ではHipHopブームが起きたのは、80年代後半に第1次ブームが出たと言われていることが多いです。
しかし、それ以前に、映画「Wild Style」が日本でも上映したらしく、それをリアルタイムで見ていた方が第一次ブームだという人もいます。

どっちがどうだというのはここでは書きませんが、そういうのは別の本にかいてあると思いますので、いろいろ調べてみてください。

そんな中、ジワジワとHipHopブームが来て、96年前後に、何回目かのDJブームが到来します。
恐らく、この時期がレコードバブルのピークで、自分らは高校生時代ですかね。

学校サボって原チャリでマンハッタンまで30分かけてレコードを見に行く時代です。
雑誌だと、ストリートニュースとかが出始めて、イケメン高校生が人気の頃です。

この時代にレコードを買っていた人は、クラブでかかっているクラッシックの曲(今でいう定盤)がめちゃくちゃ人気で、海外買付にいくレコード屋さんでしか買えなかったこともあり、どれも1枚1万円以上で売られていました。

この頃海外旅行に行っていた人もクラスに1人前後のレベルだったので、個人輸入は大変だったのかもしれませんね。
兎に角、1ドルで買って来て1万円で売るようなレコード屋が多かったのが実情です。

それからHipHopブームから日本語RAPブームにも飛び火していくと、そこからダンクラブームが来ました。
昔からダンクラを買っている人がたくさんいるわけですが、DJ Muroさんが伝説のMixTape Diggin’ Ice 96を出した後ですね。

ダンクラブームは根強くて、そこからゆっくりと出てきたのがR&Bです。
主に、DJ KiyoさんのDay&nightですね。

これがきっかけでR&Bブームが始まったと思います。
この時期もまだ、定盤が1万円という感じで、US Pressのオリジナル盤はむちゃくちゃレアだった。

DJ HasebeさんのMixTapeはいまでもこの時期のものは相当レアだと思いますが、インデックスが無かったと記憶しているので、買っても曲がわからず、ひたすら何度も聞いて曲を覚えて地味に地道に探す作業を余儀なくされたのを覚えています。

なので、俺が思うには、KiyoさんのIndexを見て買う人が増えた結果、R&B人気が出たのかなと思っています。
あと、この時期、R&Bがおしゃれだという感じで、都内のクラバーとかお洒落な人がR&Bを買っていたという流れもありましたよね。
その後、そういう人はみんなHouseに流れていってしまいましたが・・・。

続きは次のページで!

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