こんばんわー。
うちの会社のスローガンに、ALLが使わているのですが、複数系になっているのです。
だれもかれもという意味を意識しているのだろうと思うのですが、ALLには単数複数どちらもとれるので意識したような気がするけど、会社なら単数の方が普通なんじゃないのかなと勘繰ってしまいます。
どうでもいい話なんですけどね、ニュアンスで、日本でしか言わないようなことって結構多いと思います。
今日はそんな話をR&Bでも何度も見ているので、書いていこうと思います。
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R&B好きだからこそ、言いたいことがあるっていいなと思う
春ってこともあり、GW中にはTwitterやブログ含め、いろいろな方が思い思いに、R&Bについての発言をされていました。
「レア盤評論会よりも、王道のちゃんとしたR&Bをかけようよ」
とか、
「レア盤かけて、金持ち自慢するDJはクソ」
とか、
「POPSはR&Bじゃねー」
とかマイケルジャクソンどうすのかと思ったりしましたが、R&Bは廃れているのではない!みんな大好きなんだなーと思いました。
そこで、今夜は、「R&B好きの特徴」を幅広い内容で書いてみようと思います。
自分が好きなDJプレイが絶対正解
「R&B=DJ」
という認識があるかたも多いのですが、一般的には、リスナー、聴いているだけの人が多いです。
だからこそ、「自分の好きなDJ=絶対正解」という価値観の強い方が多いのも事実です。
なので、その好きなDJのやり方が例えば間違っていてもいいんです。
プレイが下手でも、MIXをパクッていても、どこかで聞いたことがあるような内容でもいいんです。
そもそも、オリジナリティがあるDJがいいのかといえば、DJの世界ではそんなことはありません。
BGMとして如何に存在を消すかということに美学を持っている人もいます。
何度も書いてますが、機械のような性格なプレイをするのが好きな人もいるし、あえて、ごちゃごちゃにしたプレイが好きな人もいるのです。
自分の好きなDJが絶対正解だと思いこんで、排他的なコメントをする方もいますが、それだけハマっているということだと思いました。
日本でしか流行っていないアーティストをR&Bだと勘違いしている
Elisha LaverneとかAround The Wayとか日本でしか流行らなかったマイナーアーティストを捕まえて、これぞR&Bとか言いだす人も多かったですね。
某レーベルから出た、何人かわからないアーティストをR&Bと言われてレコードを買わされたくらい衝撃的な内容も多かったです。
それでも、当時日本では海外で流行っているという触れ込みで、次はくるハズがないのに、絶対来るとか書かれて買ったクソ盤が今では再評価されたりしているのを見ていると面白いなと思うのです。
曲がイイから評価されているわけではなく、盤が珍しいから高くなるという、冒頭に書いた「レア盤をかける=金持ち自慢」という認識がある人と同じ感覚なんだよな。
そういう人がレア盤かけないのかというとそうではなく、自分が持っていないレア盤をかけると怒ったりするのが特徴的ですね。
怒ってしまうくらい、本気でR&B好きなんだなと思います。
自分だけのR&B観が正義
「カバーはR&Bじゃない」という人もいます。
原曲がソウルで、R&B寄りのカバーもあれば、Jazzよりのカバーもあるし、POPSよりのものあれば、EDMやHOUSEもあります。
それをそれぞれアレコレいうのが意味がないということで、原曲以外認めないという人もいました。
でも、R&Bが面白いと思う理由の一つにカバーコレクションというのがあります。
いろいろな曲のカバーを集める人はR&B好きには多いです。
その理由は、カッコイイから。
原曲ももちろんいいのですが、そこからはみ出たかっこ良さがカバーにはあります。
原曲がR&Bですらない曲が、R&B風アレンジで鬼カッコ良くなるということもあります。
Soul II SoulはR&Bですか?
UK Soulですか?
それとも日本の曲ですか?
ヤシキゴータさんを知ってると、悩みますよね~。
Brand New HeaviesはUKSoulですか?
US R&Bではないですか?
UKよりもNYで異常に流行ったという事実を知っていると、悩みますよね~。
UK Soulから派生したイタリアのGroundBeatはR&Bですか?
POPSですか?
Soul II Soulのビートをサンプリングしていることを知っていれば、悩みますよね~。
アジアの曲を英語でカバーした曲はR&Bですか?
イタリアのDiscoMagicの支店が東南アジアに多く、そのレーベルからREMIXとして、こういうカバーが沢山でていることを知っていると悩みますよね~。
多くの人がこれはR&Bじゃないと決めつけていることの多くは、知識が無いことによります。
狭い範囲でR&B、王道のR&Bを語ることは知ってるよという話もできるかもしれませんが、じゃあ、そこから一歩出てしまったらどうなの?という話につながっていくわけです。
俺はどっちが正しいとかよりも、二つの説があると言う認識の方が面白いかなと思います。
狭い意味では黒人がやっている黒人文化内の曲であるR&Bとそこから派生したアレンジがR&Bのものです。
これがわからないと、日本のHIPHOPもJ-POPだし、日本のR&Bなんて昭和歌謡ですからね。
随分日本のアーティストをバカにした話になってしまいます。
R&B好きだからこそ、言いたいことがあるっていいなと思う・まとめ
R&B好きもレコードコレクションも深すぎて何を正義とするのか、正解とするのかって難しい話ですが、そういう話をできるようになること自体が素晴らしいことだと思うんですよ。
自分の好きなDJをえこひいきして何が悪いの?
自分にとってのR&Bを決めて何がワルイの?
また、その逆も。
好きだからアツくなれる。
好きだから本気なわけです。
そう思うと、こういう意見も心の叫びなんだなと思うわけです。
自分の好きなことをしているだけ、悪い事をしているわけじゃないです。
レコードを買い始めた頃は、こういう意見に反発したくなる気持ちもありました。
特に毎月3万くらいレコードを買っているころは、お小遣いやバイト代の中で必至に買っていたこともあり、夢中だったんでしょうね、オリジナルにもこだわっていましたし、プレイにもコダワリが強かったです。
それが毎月20万位買っていくと、何も思うことがなくなってしまいました。
最近ではレコードの価値が高いとかレアだとか、そんなことすら意識できなくなっていました。
それを、こういうコメントを見て、いいなと思ったのです。
本当に好きなんだろうなって。
なので、俺もそういう気持ちが少しでも出たことが嬉しかったですね。
初心というのは本当に大事なことなんだなと思いました。
何かを語るというのは無知をさらけ出すようで怖いことかもしれませんが、そこで勇気をもって、俺はこう思う、俺はこの曲が好き、俺はこのDJが好きというのがあれば、どんどん発信していった方がいいような気がします。
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