イベンターは稼げるのか?という質問に答えた


こんばんわ。
地味にムシムシして暑いですね。

ちょっとイラッとしますが、世間様は明日からお盆休みなる高貴なお時間を過ごされる方々が多いと思います。
普段できないことをたーっぷりしてしまいましょう。

お、ちょうどそんな時に、明日、素敵なパーティーが渋谷でありますよ!

*参考*後で読んでね!
2018年8月11日土曜日BackAndForth,Vol4@渋谷Shifty ロトレコ12周年・詳細

ちょうど渋谷に遊びに来ているとかいう、これはもはや’ご縁’だとしか思えない方は、是非、乾杯しましょう♪
メンバーも鬼最高なので、是非。

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イベンターは稼げるのか?という質問に答えた


今夜も下世話な話を質問されたので、これから新しくパーティーやりたい人や、昔イベントをやっていて、また復活したいなと思っている人は参考にしてみてください。

イベントで黒字になるのか?


最初はここですよね。
イベントをやっても赤字じゃ、意味ないですよね。

イベンターがイベントを黒字にさせるには契約が重要


これも併せて書いておきますが、クラブとの契約によって、この方程式は変わります。

キックバック方式の場合


1人呼んでいくらというバックをもらえる方式です。
最初はこの契約から始める人も多いです。
小箱で30人以上から、31人目から300円とかですかね。

中箱で100人とかですかね。
大箱は、いろいろだと思います。

総売りの場合


入場料とお酒代等のお店の1日の売り上げの何%かをバックしてもらう方法です。
良くいくクラブではこの方式をやってくれるお店もあります。

人があまり入らないけど、お金を使う人、お酒を沢山飲む人があつまるイベントではこの方式が有効ですね。

箱貸の場合


最近はまずないですが、昔は、この方式がありました。
クラブを1日いくらとかで借りて、それだけを支払う方法です。
お酒やバーテンダー等も自分たちで用意するのですが、儲けが大きいのが特徴でした。

イベントを黒字にさせる方程式


「お店からもらえるお金(キックバックや手数料等)」-「経費」=「儲け」

非常にシンプルですが、最近ではここに物販を入れて収益性を上げる方法をとっているイベントも多いです。

1万2万なら少し頑張れば稼げる


儲けを意識し過ぎると、人は来ませんし、最初の1回目くらいは黒字になるイベントも多いですが、毎回となるとかなり厳しいと思います。
なので、レギュラーでできるイベンターさんは相当力があり、集客力も高いということですね。

これらから見ていると、キックバックではお金を稼げませんが、物販でいろいろなイベントグッズを買ってもらって黒字運営しているところも多いですね。

イベントは集客さえできればお金になる


前項ではいろいろ書いていますが、結局のところ、人さえ呼べば、大体の場合は黒字になります。
30人以上呼ばないといけないなら、50人呼べばいいし、100人なら200人呼ぶとかの苦労はありますが、イベントを成功させたいなら、集客にはこだわらないとイベンターで稼ぐのは難しいと思います。

ただ、集客がうるさいイベンターは非常に嫌われます。
でも、若手が頑張って集客してきたなら、それを評価してやるシステムは絶対に必要です。

あと、よく聞く話ですが、「DJの質」をキープするために、集客できないDJを入れているところもありますが、正直、何の意味があるのかわかりません。
有名なDJだと思い込んでいるだけの、妄想の質だったりするので、若手ばかりで心配なイベンターはそんな心配をする意味がないと書いておきます。

10代でやるパーティには10代の元気さがあり、50代がやるパーティーには50代の上品さが出ると思うのです。
それを無視して、下手なDJばかりだと思い込んで、無駄なDJを誘うくらいなら、若いDJをいい時間に上げるほうがいいでしょう。

ベテランはどの時間でもうまくプレイできるのですから、オープンとかの方が実は重要だったりするのです。
オープンで本気になって必死なプレイをぶちかまされたら、そこにいたDJはやる気になります。
下手クソな初心者がオープンだったら、周りも適当なプレイに流されていく傾向はあるのです。

しかしながら、初心者は早い時間にやる傾向もあるし、それはしょうがない面もありますが、1回のイベントの流れは真剣に考えないと次来てくれるお客さんはいなくなってしまうと思います。

話がそれましたが、イベンターは集客の事だけ考えていれば、黒字運営できるのですから、DJじゃない経理担当とかを探してメンバーに入れるというのもありかもしれません。

そう言えば、俺らMFF-Kaiもマネジャーがいるんだった。
最近、マネージャ-もDJで忙しいらしいので、新しいマネジャーを探さないといけませんな。

イベンターはお店と交渉する技術を磨く必要がある


お金の事や、面倒くさい事というのはイベントをやるうえではむちゃくちゃついて回ります。
これは会社経営のようなものですので、あきらめて受け入れるしかありません。

ただ、こういう面倒なことの処理を得意になってしまうと、いろいろな面でいいことしか起きないので、早い時期に経験してなれてしまうことがおすすめです。

そのまず1歩がクラブとの交渉です。
クラブとの交渉は主に3つありますので書いておきます。

場所代(ノルマ)の交渉


場所代、ノルマ、箱代などと呼ばれるクラブを借りる代金を交渉して、割り引いてもらいます。
上手くいけば、箱代無料、ノルマ無しなんて条件もよくあります。

あとは初回ノルマ無しとか3回までノルマ無しとか、レギュラーイベントで交渉するとかなりいい条件にしてもらえることもありますので、粘り強く交渉することが重要です。

バック(手数料)の交渉


一番つまらないバックの方法は、ノルマ後のキックバックです。
30人以上呼んで31人目から支払われる等の契約だと全然儲かりませんし、大変なだけで、心が折れます。

大体、こういう契約が流行ったおかげでクラブ文化が衰退した面もあります。
クラブも維持費がバカかと思うくらいかかるので、仕方ない面もありますが、キックバックを少しでも出してもらえるように交渉するとイベンターのやる気はめちゃめちゃ上がります。

よく聞くのは、「お酒飲んで、みんなで楽しんで、DJやって、女の子にちやほやされて、お金が多少もらえる」って最高だなという話。
マジで、うらやましい話ですが、そういうイベンターさんもいますよ。

ゲストDJを呼ぶ等の経費をサポートしてもらえないかどうか


これもクラブ側との信頼関係が出来上がってくると、イベントの周年やクラブ側のコネ等で、安く呼べるゲストの方を紹介してもらえたり、半額出してもらえるなどの提案をもらえるようになります。

海外から来る大物ゲストでも、たまたまレコードを買いにくるとか他で本命のイベントがある等で、ついで営業ということで割安で呼べることがあり、その流れでサポートをしてもらえることもよくあります。

なので、クラブとの信頼関係をしっかりさせておくのは大事です。

生活できるくらい稼いでいるイベンターはもはや稀


某先輩のように、「お酒飲んで、みんなで楽しんで、DJやって、女の子にちやほやされて、お金が多少もらえる」というDJ Lifeを送っている方は、意外にいますが、2000年代のように、イベントの上がりだけで生活できている人はほとんどいません。

なので、他に仕事を持っていながら、のんびりと、趣味としてイベントをやり続けている方がほとんどです。
それでも稼ぐ人は何十万も稼ぎますので、バカにできないですよね。

あと、たまに書いてますが、今は昔と違って、集客力の評価が全然違います。

例えば、俺がDJ始めた90年代では30人を夜呼ぶと、結構良いイベントだったりしました。
それが夜で小箱で100人とかだと、お店もにっこりな感じでした。

それが2000年代に入ってHipHopブームが来たときだと中箱で1000人クラスのイベントがごろごろあって、大箱では3000人超えなんて毎週のようにありました。そんな時代で、箱の名前だけで集客ができました。

2015年以降はクラブ離れ等もあり、集客できる箱もどんどん減少していって閉店するクラブも増えましたが、その流れをうけて、90年代のように小箱なら30人も入ればマシなイベントで、100人集客できるなら中箱へ簡単にステップアップできるような高評価になるわけです。

なので、今から新しいイベントをやりたいと思っている人や、またイベントやりたいと思っている人は、集客が大変かもしれませんが、想像以上に得ることは大きいと思います。

お金だけじゃくて、チャンスも大きいでしょうし、キャリアになったりしていくと思います。

イベンターは稼げるのか?という質問に答えた・まとめ



こんなに長く書く話を予定してませんでしたが、簡単にまとめると、こんな感じでしょうか。

昔から、イベンターが一番オイシイ思いをして、次にラッパーが、最後がDJという感じでした。

そういや、昔流行った簡単に集客させるイベンターの手口を書いてなかったな。
明日でも書いてみるか。

イベンターは大変な事や、赤字になったら持ち出し(建て替え)も多い、わりに合わないと思う役柄ですが、慣れてくると、交渉もいろいろできるし、紹介や特典も受けることができるので、気楽にやれるポジションでもあります。

こういう話を書いているとまたイベントやりたいなと思いますね。
明日、とりあえず、イベントなんだけどw

SNSを見ていると、結構、全国の昔ぶいぶい言わせていたDJやイベンターさんがまた、地域と協力したり、昔の仲間と再会したりして、のんびりとしたイベントをやっている人も多いですよ。

これはレコードブームの恩恵でしょうね。
良い社会だと思います。

この記事を読んでまたイベントを始めたという人がいましたら、是非、俺も呼んでください^^

よろしくどうぞ。

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