選曲を学ぶなら現場でDJから学ぶ必要がある理由3つ


こんばんは。
今週はかなりハードモードです。
ハードモードなので、会社の研修中に居眠りしてました。

新しいことを始めるとそれに付随するものを微調整しないといけませんからね。
そもそも少ない時間をさらに奪われます。

そんな環境ですが、ブログも少しづつ書いたり新しいMix制作に入ったり、ロトレコの新着を更新せたり、ラインナップを調整したりして、趣味の時間を取るように努力してます。

肝心のDJの練習までは手がつけられないのですが、週末に少し時間をかけて練習しようと思ってます。

あと、やはりと言うか、想定の範囲内ですが、DJCityのDLを5月以降放置しているので、そのDLも明日からやりたいと思います。

そんな近況ですが、先日ブログでも記載したように、

「海外含め大箱や外国人が多い箱でDJするときには、何と言っても誰もが知ってる曲をかけるべきで、かつ、普通のバージョンをかけても盛り上がらなかったり、盛り上がる曲を知らないと外国人は即帰りする。」

という話について、少し拡張して書いておこうと思いますので、お付き合いください。

選曲を学ぶなら現場でDJから学ぶ必要がある理由3つ


選曲法についてはたまに書いてますが、実に色々な方法があります。
手取り早いのは、上手いDJをパクることですが、多くの人はクラブでの選曲より、MixCDのパクりが多いと思います。
しかし、自分が伝えたいおすすめなパクりは、現場プレイのパクりです。

その理由は、やってる本人もよくわかってないことが多く、オリジナル性が高いことが多いからです。

有名DJさんやのMixCDの流れをパクると、多くの人が聞いている可能性が高いので、アレコレ言われることが良くあります。

しかしながら、現場プレイのパクりは、やってる本人もよく覚えてないことが多いのでかなり有効です。

そんなことを前提として、掲題の件に関して考えていきます。

流行りは常にかわるし、場所が変われば盛り上がる曲もかわる

以前書いた内容にもありますが、今は、一晩の流れを聞いたり、選曲全体やグルーブを楽しんでくれるお客さんよりも、曲単位で、知ってる曲か好きな曲、聴きたい曲かでしか盛り上がれないお客さんが増えています。

この理由は音楽にどハマりする人が減って、曲を覚えてクラブに来る人が少ないということなのですが、この理由によって流行り廃りが大きくなったり、クラブやバーなどの個性化が顕著になり、箱によってウケる曲がかわる結果になっています。

そこに集まる人が変われば、当然、ウケる曲も変わりますよね。

なので、定番をかけても盛り上がらないことがあります。

これを回避するには、その箱に実際に行って何がウケる曲なのかを勉強する必要があります。

定番こそ、掛け方に拘る

普段、何気なくかけている曲ですが、何度も何度も同じことをしていたら、どんなに素晴らしい曲でも飽きがきます。

かと言って、アレの後はコレ、コレの後はアレのようなお約束も外せません。

そこで、注目したいのが、普段とは違う掛け方です。

頭からMixしてかける場合が普段のプレイだとすれば、敢えて、途中からかけるとか、カットインする、スクラッチを入れてスパイスをかける、ロングミックスする、曲に入るまでのイントロやブレイクに他の曲のラップを付け足す、敢えて、イントロやブレイクだけを聴かせて次の曲に行くなどをしてみると、意外に効果があります。

これらは自分がプレイ中によくやっていますが、レコードでDJやっていたころもよくやっていました。

レコードをどう使うのかというのは、今も昔も永遠のテーマだと思います。

ちょっとした発想で、物凄いインパクトあるプレイにもつながるので、日々考えてプレイするのは大切なことです。

自分らしいプレイの在り方を再考するきっかけにする

以前、若手のDJに言われたことがありますが、

「DJをある程度上手くやることはできるけど、自分のカラーを持って、自分らしくプレイするのができない。どうしたらいいですか?」

この問題は、正直、正解のない問題で、かつ、終わり無き問いです。

そもそも、「自分らしいプレイ」をどう定義するのか?という初歩的な問題があります。

俺の考えでは、「自分らしいプレイ」とは、「他人があるプレイを聴いたときに、DJ Lotmanがプレイしていることがわかるプレイ」であると定義しています。

もちろん、これはあくまで、俺の例であり、正解ではありません。

しかし、この問題を考えるうえで、きっかけになるのが、他の人のプレイです。

要は、ベンチマークやたたき台がない場合、それを擬似的に作ることで、自分らしいプレイのロールモデルを作るわけです。

そこから、改良していくのはビジネスの世界でも同じだと思いますが、DJの世界でも通用すると思います。

何も成し得ない人がよく言ってる話に、「今まで誰もやっていないことをやりたい」という姿勢はかなり危険です。

21世紀にすでにあるものをやってる中で、純粋に何も誰もやっていないことはほとんどありません。もし在ったとしても、大手や有名人、自分よりスキルの高い人が入り込んで来て、すぐに自分が周回遅れになります。

このような理由により、こういう話をする人は何も成し得ることができないのです。

なので、そうではなく、誰か尊敬する人のプレイを真似て、そこに自分なりの考えや好みを加えて、自分なりのオリジナル性を磨くほうが結果にはなるわけです。

この話は、MixCDの話に似ていて、「最高のMixじゃないなら出さない」という人よりも、「売れても売れなくても、良くても悪くても、とりあえず、Mixを出す」という人のほうが評価されることになります。

当たり前な話、何も出さなければ、何も評価されません。評価しようがないですよね。

なので、色々な箱に行って、色々なDJのプレイを聞いて、たくさん考えて、良いところを真似するところから始めると、選曲についても深く学ぶことができるのです。

選曲を学ぶなら現場でDJから学ぶ必要がある理由3つ まとめ

簡単に書いて来ましたが、やっぱり現場には色々なDJがいますし、いろいろなプレイがあります。

それはDJ自体が即興性もあるため、Live Mixには様々なプレイが存在するわけです。

余程のプロDJかクソDJ以外は、どの現場も完全に同じ選曲、同じプレイをすることはないので、同じDJのプレイを聞いても勉強になります。

逆に、同じようなことばかりしているDJに気がついてガッガリすることもありますが、流れが全く同じことは少ないはずです。

それゆえの定番の流れもあるので、楽しいと感じることもよくありますよね。

いろいろ書いて来ましたが、ぜひ、DJならばこそ、いろいろな現場に行って、いろいろなDJのプレイを聞いてみることをおすすめします。