DJ MIXCDを委託するためのマナー 補足と新作MIXCDのご紹介


こんばんわー。
ちょっと嬉しいことがあったのですが、同時にそれが以前書いた「DJがお店にMIXCDを委託するためのマナー」記事の証明になったかなと。

なので、その辺の補足と併せて、MIXCD3枚をご紹介したいと思います。

ついでに、MFF DanceのGroundBeat盤が出てきたので、3枚だけ追加しておきますので、この機会にぜひどうぞ。

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DJ MIXCDを委託するためのマナー 補足


MIXCDを委託販売や買取して欲しいというDJさんから、最近もまだ連絡が来ることがあります。
基本的に、知り合いや仲間、ロトレコ利用者以外の方は、どスルーなのですが、以前、こんな記事を書きました。

*参考*後で見てね!
DJがお店にMIXCDを委託するためのマナーを書いておく

こんな当たり前の話を書いておかないと、くそのような人間から要求があるので、再度書いておくのと共に、やっぱり俺の書いた話って正しいじゃんということがわかったので、書いておきます。

超絶下らない話ですが、最後の方で、新作MIXCDをお知らせ致しますので、読む価値あるはず!

DJがお店にMIXCDを委託するためのマナー


しつこい様だが、マナーを記載させてもらう。
*MIXCD取り扱い3か条*
・売れるのか
・そのお店の担当者と関係が作れているのか
・販売協力しているのか

補足もあるので、簡単に書くと、この3点をしっかり復習しましょう。

売れるのか


以前のMIXCDProjectでも書いたけど、お店においてもらうのにも、実は結構負担になります。
On Line Shopにアップするのにも、1時間程度はかかるし、在庫保管も不動産賃料として存在します。

こういう良い方をするとダメなんでしょうけど、バカな人って、こういうことを想像できないんですよね。

例えば、時給1000円の人なら1000円の人件費がかかるし、店舗に出すなら家賃を枚数で割った分の賃料がかかる。

これで売れないとかだと、その分赤字になってしまうわけです。

なので、まず、そのMIXCDは売れるのかどうかがあります。
売れなくてもいいというのなら、他人にお願いするのは結構大変かもしれませんね。

そのお店の担当者と関係が作れているのか


担当者のさじ加減というのは、めちゃくちゃ大きいです。
私の場合ですと、最大手の自称R&B担当者に嫌われているようなので、店頭にすらおいてもらえないのですが、それでもオンラインで売れていた実績があるので、置いてもらえることはできます。

まぁ、もうお願いすることはなさそうですが。
*凄腕バイヤーの方がいるのでその方が間に入ってくれる場合のみ、ですね。

なので、関係が作れているかどうかってめちゃくちゃ大事です。

他店の方の話も伺ったことがありますが、知りもしない、店でレコードも買わない、愛着も無い、そんなDJからいきなり、

「MIXCD作ったから、取り扱いお願いします」

って来ても、困るよね。
これは全国共通でしたね。

たまに売り上げの無いレコ屋さんなら、下心で、そのDJのファンが買っていくかもしれないから、取り扱おうって思うのかもしれないけど、現実には、そのDJのファンはそのDJから直接買うので、レコ屋のお客さんになることは、ありませんよ。

販売協力しているのか


前述しましたが、お店でMIXCDを販売するというのは、そのお店のお客さんに対して売ってもらうのであって、そのDJのスキルやコネクションで売れるということはほとんどないです。

そこを勘違いしているDJが多いので、「MIXCDを置いても、勝手に売れていく」と勘違いしてしまうのです。

実際は100%お店の好意で、DJを盛り立てているということを忘れないほうがいいですね。

なので、ロトレコでは前述したDJさん以外は取り扱う気がないのです。
同様に、関係が悪化したDJさんのMIXCDも取り扱いは辞めてしまいますね。

MIXCD取り扱い3か条は正しいのか


YES!

絶対的な経験則から判断して、100%正しいと言えます。

折角なので、今回の例を取ってみましょう。

勝手に分析しますよ!

MIXCDが売れる3原則ルール⓵:売れる内容か


FM DOOMのMIXCDをこの時期に出してくるあたり、時期と需要をしっかり把握しているなと思いますね。
スキルは、1anくんのDJを聞いたことがあれば、無くても、DJバトルで名をはせていることを考えれば、買いですね。

従って、売れると言えます。

MIXCDが売れる3原則ルール⓶:そのお店の担当者と関係が作れているのか


EU系HIPHOPのMIXCDで前回も取引をさせて頂いてますが、HIPHOPのMIXCDが売れないロトレコですら、完売してます。

今回は第2回となっています。

その他でも松戸時代からスクラッチを教えてもらったり、レコードの話をしたりと、ゆっくり関係ができていると言えますね。

特別仲が良いというわけではないけれど、アーティストとしては尊敬している1人です。
だからこそ、以前、アンダーバーでゲストDJとしてイベントにも呼んでいるし。

MIXCDが売れる3原則ルール⓷:販売協力しているのか


今回、1anくんのMIXCDが販売開始、それもロトレコ初の予約販売という形で行うのですが、1anくんが告知を徹底したところ、取り扱い予定の半分が1晩で予約完了しました。

今は、昔と違って、アーティストの協力無くして、MIXCDが売れる時代じゃないんですよ。

MIXCDの売り上げって、年々落ち込んでいるので、今では1店舗5枚程度しか、取り扱ってくれないんですよね。

売れないDJのMIXを沢山取り扱っても、時間と金とスペースの無駄なので。

今回、1anくんが予約開始してますと告知してくれた結果、このような結果になりました。

これって、ちゃんと3原則を守ってるからなんですよね。
これからMIXCDをお願いするDJも、これまでお願いしてきたDJももう一度、考え直してみてください。

自分だけ良ければいいってのは、短期では得をしたような気がしますが、結局、自分の首を絞めている結果になってます。

よく言われる話ですが、今もらえる100円より1年後にもらえる1万円を選択できるように、自分にも余裕を持たないとダメですよ。

2021年3月下旬発売の新作MIXCDを紹介します


2021年に、まさか、HIPHOPのMIXCDを新規で取り扱うとは思わなかったので、若干ニヤニヤしてますが、実は、このタイミング、DJ AKIちゃんのMIXCDリリースと重なったというのもあります。

AKIちゃんは、2年前くらいに、JAMESで再会した話をどこかで書いているので、LOGかな、そこでも俺は初対面にも関わらず、あきらくんの話をずっとしていたと言われましたが、紹介してくれたDJさんはもう、居なくなってしまって、寂しい限りなんですが、そんなこともあり、ご連絡頂いたので、お取扱いさせて頂くこととなりました。

実は、前作も私はユニオンで購入しているので、第2作も楽しみにしている1人です。
1anくんのも、Akiちゃんのも、完全保存盤と2枚買ってもいいくらいだと思いますので、ぜひ、HPでも確認してください。

1an / Footprints of MF DOOM – MF Doom Tribute MixCD –

1an / Footprints of MF DOOM – MF Doom Tribute MixCD –

先日、惜しまれながらも他界してしまったMF DOOMのトリビュートMIXです。
貴重な音源もありそうですので、非常に楽しみです。

当然、コレクションしておきたい1本!

DJ AKI / Forever QB – NY Queens HipHop MixCD –


DJ AKI / Forever QB Pt1 – NY Queens HipHop MixCD –

昔記事でも書いたことがありますが、「地域」をテーマにしているDJって本当に少ないんですよね。

なぜなら、それだけ知識と愛着が無いとそのアーティストのことを知れないからです。

それだけに、このQUEEN’S特化ミックスって貴重だと思います。

DJ AKIちゃんの外見とは裏腹に、ハーコーでやるなーと思いましたが、DJ KOCOさんのイベントにも出ていただけあって、最高のDJさんの一人です。

ぜひ、チェックしてみてください。

DJ AKI / Forever QB Pt2 – NY Queens HipHop MixCD –


DJ AKI / Forever QB Pt2 – NY Queens HipHop MixCD –

全作同様、Queens関連のアーティストをまとめた1本です。
見逃し厳禁ですね。

いろいろなエリアで色々なアーティストが活動しているけど、G-rap以外とするなら、結局のところ、メインはNYエリアに絞られてしまうんですよね。

その中で、どこの地域を基にするのか、って非常にHipHopDJなら痛感すると思うけど、彼女はQueensを取ったということですかね。

その答えが、作品として出来上がっているのを見ると、非常に楽しみでもあり、それがAkiちゃんからのアンサーだと思います。

DJとMIXを通して対談できるには、DJの質が高くないとできないので、今から楽しみです。

Various / MFF Dance Vol.2 – GroundBeat Edition –

Various / MFF Dance Vol.2 – GroundBeat Edition –

私は過去、MFF会として活動をしていたのですが、その頃の作品となります。
内容は、GroundBeatに絞ってあり、これからGroundBeatを聞きたいという人や、昔好きだったなという人向けに作ってあります。

このMFFシリーズは、3人が現場感を出しているというところが、最大の特徴です。

我々がよくかけていた曲はもちろんなのですが、その中から、3人で1本の現場としてMIXCDを演出しているので、クラブに行ってない人でも、クラブではこんな曲かからねーよと突っ込みを入れながら聞いてもらえたらと思います。

あと3本だけしか残っていないので、この機会がラストチャンスだと思いますので、ぜひ。

DJ MIXCDを委託するためのマナー 補足・まとめ


MIXCDのまとめ記事も久々更新しておくかな。
MIXCD作りたい人は、これ見たら完成するよ。

*参考*後で見てね!
Mix CD 作り方 まとめとレーベルの立ち上げ方

繰り返し書くけど、何のためにMIXCDを出すのかって超重要。

そこで、バカなDJはきれいごとを言ってくるんだけど、最低限のマナーは身に着けておこうよ。

知らないDJのMIXをいきなり取り扱うお店はほとんどないよ、リスクでしかない。

ただ、R&Bを好きな人で悪い人というのは、ほとんどいないと思うんだ。

そのやり方が違うというだけで。

俺も仲良くなれるかなと思っていた時期があったけど、俺には俺の生き方があるので、窮屈でも、仕方がないので、こんな厳しいことを書いているけど、もし、逆の立場だったら、聴いたこともないようなDJのMIXをメール一本で取り扱うかな?

そう考えると、取り扱いを頼む前に、自分と仲良くなれそうか検討して、そのお店でお願いしてもいいなと思うような気持ちで、お願いした方がよくないかな。

MIXCDって最初だけじゃなくて、ずっと残る作品だから、自分の分身や子供のような感覚があると思う。

それなのに、そんな雑な扱いをして、いいものができるのかな。

MUROさんとかのMIXCDが25年、30年と愛されているのは、そういうこだわりの結果なんじゃないのかなと思うよ。

音楽が好きかどうか、だったら、自分のMIXCDが軽く扱われないように、自分も対応していく必要ってあるんじゃないかな。

そんなことを考えた1晩でした。
1anくんのMIXCDはこのような理由で、すぐ売り切れていくと思うよ。

というわけでして、明日もイキっていこうぜ!!

ばいびー。

*このブログは週1,2回22時22分前後に更新予定です。
たまにミスりますが、ご容赦下さい。

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